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快医学 其の参

快医学セミナー、第3回は座位で行える操体法を学びました。これで、操体法に関してはコンプリートです。
一人で行える操体法、二人で行える操体法、座位で行える操体法。
操体法に関して学んだ3回のセミナーを通じて感じたことや身の回りに起きた変化に関して書いていこうと思います。



座位で行える(座って行える)操体法。
座位で行える操体法は、寝て行う操体法とは異なり、手軽に行えるというメリットがあると思います。

いちいち、横になる必要がないし、腰かけられるちょっとした椅子さえあれば施術可能となります。

座って半畳、寝て一畳。



操体法は、臥位でも座位でも手軽に行える施術です。しかも、効果は即効性があるため、ぎっくり腰や四十型などの関節可動時の疼痛を軽減することが可能です。

操体法をマスターすることで、家族や友人、恋人、配偶者、職場の同僚、などなどの身体の痛みや違和感を取ることができます。

実際に、私も周囲の人間に施術し、その効果を確認している最中なのですが、主に筋痛自体の緩和に繋がる施術はなんとなく感触として掴めてきています。

操体法=整筋

操体法っていったい何だろうか。

ここ数日、ずっと考えながら、周囲の人間に施術しています。
結論から言うと、各関節を構成する筋肉のバランスを整えることを行っているのではないかと思います。

整筋=筋のバランスを整える

関節が動く=それを構成する筋肉が収縮と弛緩している。

例えば、肘を曲げるという動きをとった時、肘関節を曲げる際の主動作筋は上腕二頭筋、拮抗筋は上腕三頭筋です。伸ばすときは、それが逆に作用する。
つまり、肘関節の動きには上腕二頭筋と上腕三頭筋が関係しており、月と太陽にように真逆の動きをしているということが言えます。

例えば、肘を曲げるときに痛みが生じる場合、肘を伸ばす動作を呼吸法と一緒に行うのです。やりすぎは良くないでの、1~2回行い違和感や痛みが軽減すればそれで様子を見る。施術前に痛かった動きを行ってみて、その効果検証を行う。

ものの、数分でその違いが体感できます。

身体を構成する主な関節は、
「頸部、肩、肘、手、指、股関節、骨盤、膝、足関節、足趾」などがあります。それらの関節の動く方向は構造上決まっています。また、その動きを行う際の主動作筋と拮抗筋も決まっています。

施術を行う際は、関節の動き、筋の走行を動診から触診から判断し最適な操体法の手順を行う必要があります。そこを誤るとかえって体が重くなったり、疼痛増悪の原因になります。


また、施術を行う際は、まずは主訴と生活上のイロハを把握することも重要です。


普段から身体のどこが痛むのか。
普段からどんな仕事をしているのか。
既往歴、現病歴はどのような種類の病か。

ヒアリングは大事です。話の中から主訴の原因を推測し対応策を講じることができます。
普段からパデスクワークが多いとか、手先を使う仕事が多いとか、中腰になって行う仕事が多いとか、主訴の原因は大まかには生活や仕事上での姿勢や癖で誘発されていることが多いため、そこのヒアリングは重要です。
主訴の原因がわかれば、施術で痛みを取ったあとには、動作指導を行ってもよいかもしれません。

本人が動作に移る際にきおつけること。
ハード面(環境)を整備して無理のない姿勢を作らない環境整備を行うことも有益な助言になるはずです。

痛み、病など健康面での問題は、幸福度と直結すると考えています。
仕事がうまくいっていても、持病の悪化により仕事を続けることが困難なこともあります。肉体が病めば、精神も病みます。

健康維持に対する努力は、自分の人生を幸福にするために必要な努力であると思います。


操体法を学び、身体のバランスを自身で調整できるようになりました。
心なしか、気持ちも穏やかになり、これまで悩んできた問題などが一つずつ解決に向かっているようです。

操体法は、自分の身体に意識が向くため、自分の身体の変化に気づけることが多くなった気がします。

食に関しては、まだ勉強中ですが、食事療法の分野に関しても知見を増やしていければと思います。

快医学からの提案は、医療を学んできた私にとってはとても納得のいくものばかりです。

少し深堀すれば、快医学からの提案は現行の医療知識の基本的知識で解説できます。
医療系の学校では教えられないことばかりですが、それらは私の生まれる前から脈々と受け継がれている伝統的な療法や手技手法なのです。

ひょんなことから快医学の門を叩くことになった私ですが、快医学のエッセンスを取り入れて私なりの療法を提案していければと思います。

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