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【読書感想文】文系でも3時間でわかる超有機化学入門
今年に入り、試験のためにほとんどの時間を心理学に費やしておりましたが、書店に行くとつい化学(科学)にも目が行ってしまいます。時間があるときに読もうと思って買った本がまだ本棚に眠っております。ということでこの夏、二冊目の読書感想文です。
今回読んだ本はこれです。
「文系でも3時間でわかる超有機化学入門」(諸藤達也著)
文系でも3時間でわかる 超有機化学入門: 研究者120年の熱狂 | 諸藤 達也 |本 | 通販 | Amazon
![](https://assets.st-note.com/img/1660259025763-mvvPeEjh07.png)
著者である諸藤さんは「もろぴー有機化学・研究ちゃんねる」というYOUTUBEチャンネルを開設されています。(こういうのって勝手に紹介していいものなのでしょうか。といいつつリンクを貼っちゃうのですが)
私はときどき見せていただいています。こちらもゆっくり見たいんですが、なかなか。本読む時間、動画見る時間、時間が欲しい今日この頃。
さてこの本ですが、見た目には
・目を引く表紙
・コンパクトな大きさ
・さほど厚くない量
という特徴があります。
そして今年度は高校3年生にあまりかかわっていない(少人数クラスを一クラスだけ担当)、つまり例年より有機化学に触れる機会が少ないので、このタイミングで高3内容である有機化学についての知見を深めておこうと思い購入しました。
その内容ですが、一言でいうと
「カップリング反応の歴史」!
これは想像してませんでした!
てっきり、高校化学の教科書のように、炭化水素・アルコール・エステル・芳香族・高分子・・・といった単元の説明をわかりやすく、と思っていた・・・
のですが、しょっぱなから「2つの六角形を、あなたはどうやってつなぎますか?」という質問。
ん?
と思いつつ読み進めていくと、
芳香族性、ビアリール化合物、アルキルハライド・・・!?
これは“思っている”有機化学入門、ではなく、“カップリング反応”についての超入門書!
タイトルに騙されました。みなさんこれは
文系でも3時間でわかるカップリング反応超入門書
ですよ(^^)
でも、二人の会話調で進むので読みやすく、わかりやすいイラストも添えられていて、気づいたら最後まで読み終えていました。
この本は、ある程度高校化学を知っている人(ある程度っていうのは、高校で化学を学んだことのある人っていうイメージ)で、有機化学に興味があればとても楽しく読める本ではないかなと思いました。
上半期に購入した本のうち読んでいないものはまだあるので、あと数冊は読みたいなと思っています。
皆さん、よい夏休みを~。
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