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【LoR】「好きなカードでどこまで行けるか?」という挑戦と達成

こんにちは!今日は「好きなカードと自作デッキでどこまで上に行けるか」という挑戦をして、念願の目標を達成できた話をさせてください。

ルーンテラには様々なデッキがありますが、自分の大好きなカードである【影の刃 レン】が3枚積まれた環境デッキはありません。いつかこのカードを上手く使って勝ち上がってみたい……と思い続けていたところ、今シーズンは自己最高ランクのダイヤに到達できたので、飛び上がるほど喜んでいます!(後日追記:その後、マスターにも到達しました!)

【影の刃 レン】を使う人は他にあまり居ないと思いますが、「好きなカードで上を目指す」という挑戦をしている方とこの喜びを共有したくて、筆を取りました。お暇な方は読んで頂けると幸いです。

レンさん基本画像

[影の刃レンを知らない人用]

今の実力と目標

自分はリリース当初からルーンテラを続けていますが、あまり上手い方ではありません。大体プラチナ~ダイヤ帯にいて、マスターには未達です

過去シーズン成績

[過去のシーズン成績]

そんな自分は、漠然と以下のような目標を持っていました。

1. デッキ問わずプラチナに行く [済]
2. 自作デッキでプラチナに行く [済]
3. デッキ問わずダイヤに行く [済]
4. 自作デッキでダイヤに行く [今回達成]
5. デッキ問わずマスターに行く
6. 自作デッキでマスターに行く

過去2回ダイヤに到達した時は、いずれも人が使っていたデッキをほぼそのまま使用していたので、「そろそろ自作でダイヤに行きたい」という気持ちが強くなっていました。


ルーンテラのゾーン?突入

心情の変化もありました。今年の5月にナイトフォールアグロでダイヤランクに到達した時、「ルーンテラのゾーン(謎)」的な感覚に入った気がしたのです。具体的には、「環境上位のアグロデッキ」を握ることによる、研ぎ澄まされた感覚に触れたのです。

勝手に開眼したルーンテラのゾーン
1. 環境デッキで負ける言い訳ができない緊張感
2. アグロ特有の1点を争う打点計算
3. そこから来る、数ラウンド先のマナ計算
4. 対面の対策札をすべて想定しておく想像力

上記の内容は「環境上位のアグロデッキ」を握らなくても学べる内容ではありますが、ヌルヌルファンデッカーの自分は改めて「強く意識する」必要があった内容でした。

そんな感覚に触れた次のシーズン、「今の自分なら自作デッキでダイヤを目指せるのでは?」と思って、これまた大好きなカードである【トレバー・スヌーズボトム】を使って挑戦しました。結果は、P1+60まで行くものの、あと2勝が遠くて間に合いませんでした。イレアジに一生勝てなかった…。

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[当時使っていたトレバーデッキ]


謎のゾーンタイム終了と再出発

ナイトフォールで謎ゾーンに入る→その経験を活かして自作を作るも未達→今のシーズン、という流れです。飽きずに別型のトレバーを握っていたのですが、途中から全然勝てなくなり、ゴールドの底を漂っていました。

ちょうど同じ時期に、アクシャンとヴィエゴの拡張パックの発表があったり、様々なユーザー大会が開かれていたり、情報量が多くて急に全部が嫌になってしまいました。

急に嫌になったこと一覧
・同じくらいのランクの人がみんな先に行く
・後から始めた人もみんな先に行く
・上手い人はマイナーデッキでもマスターに行く
・新環境もよく分かってないのに新カードが来てみんな楽しそうにしてる
・強い人もそうでない人もみんなルーンテラ楽しんでて羨ましい

当然、上記のような感情は囚われるだけ無駄なのですが、思うように勝てず負けが込んでいた自分はネガティブになってしまい、数日間ルーンテラを辞めてしまいました。

そんな折、現在Twitterで連載中の『鷲崎伝』というカードゲーム漫画にハッとさせられました。

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これを読んで思ったのです。自分が勝つか負けるかじゃない、「自分がそのデッキと向き合うか向き合わないか」が重要なんだと。

対戦ゲームなので勝ち負けは大事です。上手い人=偉い人と錯覚するので、そういうのに憧れたりもします。でもやっぱり大事なのは「自分が一番楽しいプレイスタイルをブレさせない」ことだと思うのです。

自分の場合は「自分で作ったデッキで、好きなカードが活躍して勝つ」、そして「それでどこまで行けるのか挑戦する」ことが一番楽しいです。

そう思い直した時、一旦すべての情報をシャットアウトして、ゼロからデッキを組むことにしました。


光を切り裂く一筋の影…

ようやく本題です。改めて再出発するにあたり、今期使っていたPnZ型トレバーは環境に合っていないため、いくつかのフェイバリット・エピックカードの中から【影の刃 レン】を中心に据えることにしました。

採用理由は、パッチ2.11.0でバフされたことと、新追加された【ヴィエゴ】と相性が良いためです。

影の刃レンとヴィエゴの相性が良いところ
1. 同じエフェメラル軸のため、死の刻印が使いやすい
2. 影の悪鬼が低コストで攻撃力が高いため、ヴィエゴのレベルアップ条件を満たしやすい
3. ヴィエゴに完全な相方がおらず、最適解が決まっていない

もはやレンさんのためにデザインされたと言っても過言ではないヴィエゴの登場は、本当に天啓でした。そうして組んだ初期の構築がこれです。

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レンさんと同時にバフされた【グリーングレイドの見張り番】で、【ヴィエゴ】や【繁茂するオロチカズラ】のコストを下げるのがオシャレポイントです。

ただ、見張り番はヴィエゴデッキの主要な型である「アイオニア型ヴィエゴ」でも採用されていることが後に判明し、嬉しさと悔しさを同時に感じました笑

この構築でプラチナまで昇った後に、またふと『鷲崎伝』を読んでハッとしたことがありました。

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トレバー含め、長らく「アイオニアのミッドレンジビートダウン」を使っていると、「除去されないために拒絶・ダメダメを積みまくる」という癖がありました。

妨害カードは、刺さった時に心底「あ~積んでて良かった!」と思うので中々抜けなかったのです。ただ環境的に腐りやすいこともあって、一旦全部抜いてプレイングを磨こうと思いました。

また、影の刃レンがいる分、同型のアイオニアヴィエゴよりも中盤に強いことを活かして、見張り番や美味しいおともだちを抜きました。

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[調整デッキ第2弾]

基本のプレイングを磨くため、ピン差しはやめてデッキの核となる動きを練習しました。【うかつな釣師】【母なる仮面】【昏き深海の禍】あたりは使い方が難しいので、抜いたり入れたりしながら採用理由を見極めました。

そうして最終的にたどり着いたのがこの構築。

レンヴィエゴデッキ解説

[この画像が作りたかっただけ説]

今後の調整方針については、環境に合わせて変更する部分はあれど、ベースはそれほど変わらなそうです。一番の悩みは「ゼドであるべきか否か」というところなのですが、レンさんのことを考えるとゼドがベターチョイスに思えます。。このデッキはヴィエゴデッキではなくレンさんデッキなので!

※追記
このデッキを使ってプレイ動画を制作してくれた方がいました。レンさんの強いところが見れる動画になっているので、興味のある方はぜひ御覧ください!

制作いただいたfrofrofrogさんは、動画界隈の中では抜きん出て上手い方なので、他の動画もかなり参考になります。そちらもぜひ!


終わりに~次の目標へ~

そんなこんなで2シーズン越しに目標は達成できたのですが、「勝ち負けじゃなく、まずはそのデッキと向き合う」と決めてからも、実際はけっこう辛かったです。

ルーンテラは疲れるので、1日に26戦もするのは初めてでした。なんとか勝ち越したいと思って頑張りましたが負け越しました。

また、今回のラダーでは初めてDiscordで他の人にアドバイスをいただきながらプレイすることにも挑戦しました。お誘いいただいたfrofrofrogさん、アドバイスいただいた悪太郎さん、バヤラトさんにはとても感謝しています。

これは本当に勉強になるのですが、緊張しててんやわんやになるのと、相手の都合などを考えてまだ1回しかできてません。今後は色んなDiscordで少しずつ増やしていこうと思います。

こうした色んな経験ができたことも、今シーズンの良い思い出になりました。次の目標はもちろんマスター到達です!ただ、今のプレイ練度だと全然足りないという自覚があるので、まずは環境デッキを握ってみたいと思います。

最後に。この記事が「好きなカードでどこまで行けるか?」という挑戦をされていて、似たような行き詰まりを感じている方の慰みになれば幸いです(めちゃくちゃ狭い需要)

ここまで読んでいただきありがとうございました!