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ブラウザの生成AI拡張機能Monicaを使ってみた

ケムファク(@chem_fac)と申します。
普段はプラントエンジニア向けに技術ブログを書いています。

今回はブラウザに生成AIの拡張機能を付与できるMonicaを使ってみましたので記録として残しておきます。

chromeの拡張機能もありますので使ってみます。

登録、価格イメージ

登録後、早速有料プランの案内が。とりあえず無料プランで出来ることを調べてみます。安く見えますが1ヶ月契約だと39.9ドル/月と高めです。13ヶ月契約だと他のツールよりも安くなります。

正直、有料プランの案内が結構出てうるさいです。基本的にはGPT-3.5しか使えないようです。

ブラウザからの利用

Ctrl+Mを押すと画面の右側にアシスタント画面が表示されるようになります。ここからすぐにAIが利用できます。今はWindows自体にCopilotが機能として入っていて同様に右側に表示できます。Copilotに比べると起動速度が速くストレスがありません。機能も充実しています。

開いている画面に対してページ要約のボタンがあります。

化学工学会のHPを開いた状態で要約ボタンを押してみました。


化学工学会の概要と主な活動について

キーポイント
・化学工学会は、化学と社会をつなぐ学会として、産学官が協力して人材育成や学会・論文発表、国際交流などの活動を行っている。
・化学工学の技術・研究を通じて、カーボンニュートラル実現などの社会課題への取り組みも行っている。
・化学技術者の育成、技術力維持・向上のため、企業向けの継続教育プログラムや学生向けの啓発活動を行っている。
・化学工学分野の研究、教育、技術開発、国際交流などに功績のあった個人や業績について表彰を行っている。
・学会誌や論文集、動画などを通じて化学工学に関する情報を発信している。


要約にはリンクが付いておりサイトのどこに書いてあるのか記載箇所へ移動して教えてくれる機能もあります。

ブラウザからPDFを開いている場合にはChatPDFというPDFをアップロードして読み取る機能へ移動します。無料公開されている化学工学論文集のページから要約ボタンを押してみました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakoronbunshu/50/3/50_23wh039/_pdf/-char/ja

日本語に対応していないのか、そもそも正しく読み取れませんでした。

右側のチャット欄で論文に関する質問が出来ます。PDFが正しく表示出来ていないものの、要約は十分にできていました。

ざっと使ってみた感想

全てのLLMモデルに契約するよりは圧倒的に安くなります。ただ価格の恩恵が受けられるのが13ヶ月使用を前提にしたもので、変化の激しい生成AI系には合わない印象です。無料版としてブラウザ横にアシスタントを置いておくのはアリだと思いました。

ブラウザから直接利用は難しいのですが、例えば業務特化にすればAutoronが月1,000円で同様のツールやLLMモデルが利用できます。

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