見出し画像

深夜の馬鹿力 〜死ぬ気で馬鹿になっていい場所〜

「伝えたいことは先に書く」というのが、物書きをする時の鉄板なので先に書いておく。

TBSラジオ 月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力

番組ロゴ(radikoより)

東京で僕が出会い、そして衝撃を受けた番組だ。
そして、本気で馬鹿になれる大切な場所だ。

僕が深夜の馬鹿力(以下、馬鹿力)と出会った話は以前、以下の記事にて少し触れているため、こちらも読んでいただけると大変ありがたい。

ただ、今回は特に馬鹿力へフォーカスを充てて文章を書いてみようと思う。



黒伊集院との出会い


上記の記事でも触れているが、僕は地元・愛知から東京へ仕事で転勤になる時に、JUNKに出会った。

TBSラジオの深夜番組「JUNK」。
俳優、アーティスト、芸人などがパーソナリティを務めるニッポン放送の「オールナイトニッポン」に対し、芸人のみで構成された、笑いに特化した番組。
それが、JUNKである。

月曜から金曜まで様々な芸人が担当する中、僕が1番好きな番組が、冒頭で述べた「馬鹿力」である。

さて、見出しにある「黒伊集院」とは何か。
この話をするためには、普段の伊集院光という人物をイメージするところから始める必要がある。

皆さんは「伊集院光」という名前を聞くと、どんな人をイメージするだろうか。

雑学王、ヒラメキの天才、ラジオの帝王、旅好き。
色々あると思う。

伊集院光という人物は、博学で愉快なおじさんだ。
そして、黒伊集院とは、そんなおじさんが深夜に下ネタとブラックユーモアに振り切ったモード。
そんなおじさんの愉快な話を聞ける番組。
それが、馬鹿力である。

お喋りと擬音の天才


先述でたいそうなことを書いているが、僕が馬鹿力と出会ったのは、2021年5月、ほんの2年半前。
その日は、アミメニシキヘビがアパートの天井から見つかったニュースを受けての話から始まった。

動物と人が次々と食われて巨大化していくヘビを面白おかしく話す伊集院さん。
フリートークもさることながら、リスナー投稿のコーナーでも、そのユーモアは遺憾なく発揮される。
特に、その真価を感じるのは擬音である。

口から吐き出す時の「ケロン」。
吸う時の「チュポポポポポ」。
カボチャやスイカ等が割れる時の「ミチミチミチ」。
主に母乳をひねり出す時の「ビュバァ」。

巧みな話術の中に独特な擬音を用いることで、その面白さを倍増させる。

彼は、お喋りの天才であり、擬音の天才でもある。
僕はそう思う。

月曜深夜は馬鹿になれる場所へ


馬鹿力には、リスナー投稿コーナーがたくさんある。

様々なお題に対して、50音順の頭文字から始まる文章を考える「真・勝ち抜きカルタ合戦改」

自分の持っている偏見を、自戒の念を込めて告白する「治そう!酷すぎる私の偏見コーナー」

馴染みのある曲が、何故か変な歌に聞こえたものを紹介する「あの歌はこう聞こえたら、もうオシマイ」

今をときめくZ世代が、老害世代代表の伊集院さんに昔はどうだったのか尋ねる「教えて老害さん!」

などなど、多種多様なコーナーがある。
詳しくは、以下のリンクで確認してほしい。
百聞は一見に如かず、だ。

さて、深夜投稿のきっかけがこの馬鹿力なのだが投稿を始めて2年ほど、ありがたいことに度々ネタを読まれるところまで行くことができた。

ネタが読まれるとノベルティが貰える

ネタが読まれると、番組からノベルティが貰える。
その名も「深夜の馬鹿カード」略して「馬鹿ード」。
この馬鹿ード、種類が36種類(?)あるとのことで、今、僕は36種類コンプリートを目標に頑張っている。

勿論、それだけが目的ではない。
伊集院さんのおかしなトークで笑い、リスナーさんの頭のネジが外れたような投稿で笑うことで、僕は月曜という憂鬱な日を馬鹿力で乗り越えることが出来ている。

今度は自分が馬鹿になって、頭のネジが外れたような投稿で誰かを笑わせたい。

死ぬ気で馬鹿になりたい


少し話が変わるが、僕は20代後半になり、常に死を意識するようになった。
自分が、死ぬ時、どうなるのだろうかと。

いつものように目を覚まし、いつもの日々を送る生活が終わりを告げた時、自分はどうなるのだろうか。
体は、意識はどうなるのか。
それを考えた瞬間に恐怖が襲ってくる。

死ぬのが怖い、死にたくない。
死んだ時のことを考えたくない。

四六時中そんな考えが巡り、心が押しつぶされそうになるのだが、それを忘れられるのが、馬鹿力なのだ。

僕が投稿を続ける、もう一つの理由。
それは、死ぬ気で馬鹿になって、死への恐怖を忘れることである。

かつて、憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれた職人さん達と同じように「生きるの辛いなぁ、やだなぁ」という気持ちを少しでも和らげることが出来たらいいなと思って投稿を続けている。

いつまでも 続いてほしい 馬鹿力
お馬鹿でいられる 唯一の場所

JUNK20周年イベントで生の伊集院さんを拝めたのは
一生の思い出である


#ijuin
#しんばか
#伊集院光
#好きな番組

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?