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第4回 トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国

トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国
100mileの部に出場しました。

【結果】
South1 A8竹寺(79.4km)でリタイア、15:30'(区間順位66位)でした。

昨年のUTMFを走り終えてから1年、次の100mile完走を目標にトレーニングをしてきました。
そして彩の国に参加するコトが決まってからはこれに向けて色んな取り組みをしました。
スタートラインに立った時に完走の可能性は6割くらいはあるのではないかと思っていました。
ですが、そんなに甘くはなかったです。
実際に走ってみて分かりましたが、圧倒的な実力不足でした。
トモさんの言葉を借りるなら(練習してきたという)根拠の中にある(彩の国の本当の厳しさを知らない)根拠のない自信。
そしてまだまだ甘いよと往復ビンタをされて帰ってきました。
実際にあのコースを走り切れる脚力はあったと思います。
ただ、35時間以内に走り切る力はありませんでした。

(前半のA8竹寺までのプランと実際の通過時間)
34:15プラン 01:52-03:43-05:34-06:49-08:30-08:50-10:06-12:36-15:17
34:30プラン 01:53-03:45-05:37-06:53-08:35-08:55-10:12-12:44-15:27
35:00プラン 01:54-03:47-05:40-06:57-08:40-09:00-10:18-12:52-15:37
CP通過時間 01:51-03:30-05:21-06:35-08:20-08:41-09:58-12:17-15:30

これを見るとNorthは計画よりも順調に走れていたように見えますが、実際のところ暑さもあり心拍がいつもより10~15bpm高くzone4に入っていました。
一緒に走っていたhiroさん(Twitter @Rabbit123Hiro )とも「心拍高くないですか?」と話していましたが、ペースも良い感じだったのでそのままNorthの半分はそのまま進みました。
ですが、このままだと後半に脚にくるので少しペースを落とすコトで心拍が落ち着いてきました。
今考えるともっと早くに心拍を下げるべきでした。
結局1周目を終えてニューサンピアの戻ってきたのが、自身のプランより10~20分早い到着。
そこで、着替えや補給の差し替えを行って、出たのが21分後。
やはり、エイド滞在時間は20分必要でした。
その後、一緒に走っていたhiroさんの調子があまり良くなさそうに見えました。
ペーサーを務めるランニコ部部長(Twitter @hoshisakai )もきめ細かい配慮を見せていました。
2周目South1の最初のエイドに着く頃にはhiroさんが座り込む感じだったので、復活を願って先に足を進めました。
ですが、ボクも段々と足が重たくなり、ペースが落ち始めました。
そして、South1 3番目のエイド竹寺に着いた時点で前半の貯金が無くなりそうなタイムでした。
そこから先に足を進めながら、このままではタイム的に厳しくなるな...とネガティブ思考になってしまい、子の権現の茶店で豚汁をいただこうと中に入った時点で何か張りつめていた糸がプツリと切れてしまいました。
結局1時間半休憩をしてしまい、本部へリタイアの電話を入れました。
ボクの彩の国100mileへの挑戦はココで終わりを告げました。

以下に備忘録として、書き留めておきます。
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(トレーニング)
・PTK(神戸~大阪~京都) 90km
・ダイトレフル往復 110km, 8000mD+
・六甲全山縦走1.5往復 130km, 9600mD+
・ASHIYA100 リタイア 110km, 8300mD+
・キャノンボールパワー 84km, 5400mD+
・六甲ギザギザ 120km, 8000mD+
・ASHIYA24耐 100km, 6200mD+
・ATA+有馬三山二往復 56km, 5300mD+
・キャノンボールゲイ 120km, 8200mD+
・彩の国試走North 50km, 3400mD+
・彩の国試走South1 54km, 3900mD+
・DAI TORE EROTIAD 60km, 4500mD+

ロングの練習としてはこのような感じでしましたが、距離耐性とスピードが足りなかったと思います。
三度目の正直で彩の国100mileをしかもUTMF出場後2週間で優勝されたひゃっほい太郎氏(Twitter @hyahhoirunning )からは

真夏に六甲全山縦走2往復を35時間で走るような感じ、練習なら40時間くらいで良いのでは?

というコメントをいただきました。六甲全山縦走路をショートカット無しで7h-(20m)-8h-(20m)-9h-(20m)-10hって、コトか...(ブルブル

(暑熱順化)
今回5月上旬とはいえ、寒い時期から暑い時期への移り変わりで身体が暑熱順化できていないので、対策としてサウナ練を本番3週間前から数日に1回、直前は3日連続で行いました。
内容はサウナ12分+水風呂3分を5セット。ただし、キツい時は短めに。
効果としては大いに感じられました。
汗が噴き出してきてもじっとりした汗ではなく、粒の汗でサラサラした感じでした。
タブレットやミネラルの液体なども摂取していたので熱中症などの症状もでませんでした。

(補給食)
・食べ物
今回もメインの補給は自作ジェル(粉飴300g+水300ml+メダリスト1袋)×3本
固形物はくるみ餅、ピクルス、青梅のはちみつ漬け
ココで今回初めての補給食ピクルスについて。
TwitterでRun boys! Run girls!(Twitter @rb_rg )の桑原氏からピクルスジュースが内臓疲労に効果あると教えていただき、本番いきなり投入。ピクルスは小袋に入れて道中ポリポリと齧り、汁を濾したものをデポバッグに置いておいて周回帰ってきた時に100mlくらいグビッと。意外とイケました。おかげで内臓疲労も特になし(そもそもそれが表れてくる100km超を走っていないのでアレですが...)
あと、エイドでは固形物をいただき、ミニトマトやぶどうは一握り取ってジップロックに放り込んでリスタート後モグモグ。そんな感じでした。

・飲み物
ハイドレーションに水を入れ、経口補水液のパウダーを解いたものだったり、後半は麦茶だったりを飲みました。
あとはコーラ。

・サプリメント
BCAA:レース中2時間に1本摂取
MAGMA:レース4日前ぐらいから摂取開始、レース中2時間に1本摂取

(ウェア)
今回レースに向けてアンバサダーを務めているインナーファクト社のソックスを各種試した結果、足袋型ミドル丈を選択しました。各周回毎に履き替えられるように予備を用意していましたが、その必要もなく快適でした。足袋型の良いところは五本指とラウンド型の良いとこ取りな感じでしょうか。

(フィジカル)
先述のとおり、超長距離耐性とそれに加えてスピードが足りなかったと思います。
完走率が16%でしたが、どんなレースでも上位10~15%くらいには入れる実力をつけないと厳しいというコトも理解しました。

(メンタル)
今回、ついつい先の予定タイムと今の自身の状況から無理だなと途中で足を止めてしまいましたが、少なくともSouth1を走り切ってニューサンピアまで戻るべきでした。
そしてもうひとつ言うなら、その先で関門アウトになるまで走るべきでした。
それをしなかった、自分の弱さを鍛え直さなければいけないと思いました。
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最後にTwitterでのボクのリタイア報告に対して、ひゃっほい太郎氏からのいただいたリプで締めくくりたいと思います。

洗礼を受けられたようで逆に安心しました。いきなりサイラーになられたら3回もやってるコチラとしたらたまったもんじゃないです(笑)
PS.予想通り会ったら普通の人で安心しましたw

はい、一から出直していつか再チャレンジします。

80km, 6000mD+, 16:30'

現場からは以上です。

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