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四半世紀ぶり(?)のプラハ城と庭園コンサート ~チェコ旅行2023夏(24)

2023年夏のチェコ旅行は、チェコが初めての上息子(ウエムス・大3)を連れて行ったので、プラハの主な観光地は一通り回ることにしました。

滞在9日目(だったか)は、プラハ城へ。

友達と初めて行ったとき、ひとりで語学研修に行ったとき、夫と行ったときと、何度かプラハ城には行っていますが、2016年夏に下息子(当時9歳)と行ったときには、ボディチェックがあって、お城の門の手前で既に長蛇の列ができていたので、めんどくさくなってスルーしました。

2016年に下息子と

その代わりと言ってはなんですが、そのときには、世界有数の美しさを誇るストラホフ修道院の図書室見学なんかはしましたが。

2016年 まだちっこかったシタムスとストラホフ修道院にて

そのあと、2019年にひとりで行ったときも、ビロード革命30周年記念行事を回るのに忙しく、お城は入らず。

ということは、おそらく、四半世紀ぶりくらいになります(途中でもしかしたら行っているかもしれないけど記憶が定かでない)。

さあ、久しぶりのお城の内部はどうなっているのか!

今回は、先にちょっと寄っておきたいところがあったので、こちら側から入りました。

せっかくなので、入れるところに全部入れるチケットを購入。昔はお金なんかいらなかったし、ガラガラだったのになあ~~


まずは、王道中の王道、聖ヴィート教会へ。

ドオオオオーーーン!


すごく高いから、てっぺんまで入れようとすると、人も縦に伸びちゃいます。どうもiPhoneのカメラはそのあたりイマイチですね。

久しぶりに入った内部ですが、あらためて素晴らしかった~。ステンドグラスや彫刻などなど見るものがたくさん。ここだけで軽く30分は滞在していたようです。

ミュシャ(ムハ)デザインのステンドグラス 一番人気

ミュシャ以外のステンドグラスもそれぞれ素晴らしいです



ここは、すっかり観光の対象になっていて、宗教施設の厳粛さに浸るという感じではないのですが、手を尽くして作り上げられていったものの持つ圧倒的なオーラに満ちた空間です。

あまりにいろいろ撮りすぎて写真を選ぶのがめんどうなので、これだけにしておきます。

お次は、少し古い時代の聖イジ―教会。

やはり内部もだいぶ違いますね。こういう、いろいろな時代の建物が残っているところがプラハのすごいところ。


次へ向かう途中で、プラハの街を見渡す

かつて、錬金術師が黄金を生み出すべく実験を繰り返したという、黄金小路は、小路に入るにもチケットが必要です。

小路も、建物の中も、人がいっぱい。みんな観光客で、お互いさまなので、雰囲気は悪くなかったですが、キツキツ!

昔の様子を再現している小部屋がいくつもあります。

この手の展示は、大昔に来たときに見た覚えがないんです。見落としていただけかもしれませんが。プラハが人気の観光地になっていくなかで整備されたんじゃないかな。多分。

こういう細い階段を上がり降りするのも楽しい。

お城の外周部? 敵を迎え撃つ外壁部分に当たる建造物の2階部分へここには、鎧などがずら~~~~り これは昔からあった。

外から攻めてくる敵を撃つところ(なんていうんだろ?)

再び階下に降りて、黄金小路の小さなお家の再現を見ていきます。

かわいい系♡

別のお家もやはりかわいい系♡

黄金小路のお家の小ささがわかる図。

まだまだ、まだまだ見どころ&写真はあるのですが、黄金小路はこれくらいにしておいて。

外壁にある塔の内部の拷問器具。ギャップありすぎですね(笑)

怖いよ…

拷問器具は他にもあれこれありましたが、これくらいにして。

旧王宮のヴラジスラフ・ホールへ。チェコの公式な行事などに使われる、格の高い場所です。まあお城全体が大統領府で、特別な場所なんですが。

王冠などなど(レプリカなんだろうか? 確認忘れた)

お城のなかには、郵便局もあります。ちょっとした展示もありますよ。これは、その一つで、歴代大統領の切手。お城は大統領府ですからね~

ブログではかなり端折ってしまいましたが、あちこち見て回って、この日はすっかり寒くなっていたので何度もトイレに行っていたら、4時間くらい経っていたようです。ふう~


城下町的で華やかな建物が並ぶネルドヴァ通りのアジアレストランで遅いお昼を食べて、古本屋さんで少し本を買って、

ネルドヴァ通りの古本屋さん


てくてくと下りていきながら、ミラダ・ホラーコヴァーを記念する碑を見て。

ミラダ・ホラーコヴァーは、共産党政権によって見せしめ裁判で死刑に処された政治家です。裁判でも毅然とした態度を崩さず、マイクに向かった姿が映像でも残されています。それをイメージしたものになっています。ホラーコヴァー関連の場所巡りも、この旅のテーマの一つでした。


夕方からの野外コンサートへ向かいます。会場は、ワルトシュテイン庭園。

新しいシーズンの幕開けのコンサート。

ぞくぞくつめかける市民たち ほとんどの人は立って聴きます

ヴェルディの「運命の力」序曲や、スメタナの「我が祖国」から「モルダウ」など、有名どころが続きます。

朝からずっと見学三昧で、翌日は少し遠出をする予定だったので、2~3曲聴いたところで、私たちは退出。短い時間でしたが、チェコでの野外コンサートの雰囲気を知れて良かった♪

ちょこちょこ、プラハらしいお買い物もしました。

ハヴェル元大統領夫妻の絵はがきも揃った♪


この日の古本屋さんでの収穫

ウエムスに、しっかりプラハらしいところを見せることができました! この日だけで730枚くらい写真を撮っていたようです。

いよいよ翌日は最終日! 

南部の第二の都市ブルノへ行きます。

つづく。 

チェコ旅行2023夏シリーズはこちらからまとめて見ていただけます。

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