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最強のアジフライ

もしアジフライは好きですかと聞かれたら、今までは好きでも嫌いでもありません、でもどちらかと言えばエビフライの方が好きですと答えていました。

ところが、以前有給を取った時に訪れた小田原漁港のお食事処大原のアジフライを食べた時はアジフライにイメージが大きく変わりました。

その日は平日だったのですが、共働きの妻と有給休暇を合わせて取得しました。

特に目的があって取得した休みではなかったのですが、せっかく平日の休みなので、どこかに行こうということで、以前テレビで紹介されていた小田原の道の駅に行こうということになりました。

道の駅の最寄り駅が早川という駅なので、少し贅沢をして、小田原まではロマンスカーを利用して、そこから東海道線に乗りかえて早川駅に向かいました。

当初の予定では道の駅の食堂で海鮮丼を食べる予定でしたが、ロマンスカーの車中でグループマップで目的地までのルートを検索していたところ、大原が表示されていておすすめ度81%の表示がされていたので急遽食べに行こうということになりました。

店は11:15オープンとのことでしたので、先に食事をしてから道の駅に向かおうということになりました。

平日でしかも11:30には店に行けるのでサクッと食べて行こうと思っていたのですが、考えが甘かったことを後悔しました。

お店に到着した時にはすでに行列ができており、ノートには15組ほどの名前が書かれていました。

しかもお店の規模も4人掛けのテーブルが2つと2人掛けのテーブルが一つと2人が座れるカウンター席のみと非常にこじんまりした店内でした。

私たちも1時間30分ほど待ってやっと入店することができました。

コロナ対策に関しても徹底されており、店に入る前には外んい備え付けの水道で石けんでしっかり手を洗ってから入店します。

店内は狭いですが、風通しもできていて、2人できているお客に対しても4人テーブルを2人で利用してもらうなど、コロナ対策をかなり徹底しているお店だと思いました。

店舗に入って私はアジフライ2、エビフライ1、生ホタテの組み合わせのミックスフライ定食2.150円、妻は刺身三点盛りとアジフライ1、エビフライ1の定食と瓶ビールを注文しました。

私たちはカウンター席にとおされましたが、カウンターの奥行きも広くゆったりとした作りになっていました。

そして出てきた、定食にはなめこの味噌汁、しば漬け、しらすおろしの小鉢がついていました。

まずは名物のアジフライですが、今までのアジフライのイメージとは異なり、3枚におろして小骨も全て取り除いてありました。

そして一切れ口に含んだ瞬間にアジフライのイメージが一層されました。

食べ物を食べ物で例えるのは邪道だと、以前テレビでグルメのお笑い芸人が話していたことがありますが、あえて例えるとまるで煮アナゴのようにふっくらとやわらかい食感でした。

それ以外のエビフライと帆立のフライも、もちろんとてもおいしかったのですが、更に驚いたのがご飯がとてもおいしかったことです。

私の妻は、どちらかというとフライは胃がもたれるの苦手なのですが、この店のアジフライではそのようなことが一切なかったとの事です。

順番待っている途中で、何度も別の店に行こうかとの誘惑にかられましたが、待っていたかいがありました。

そして食事を終えた後で、ぐるなびをチェックしたところ、実は土曜日などは3時間待ちも当たり前の超人気店だったそうです。

結局アジフライに満足しすぎて、道の駅はキャンセルになりました。

そして、コロナが落ち着いたらもう一度訪れたいと思いました。

ちなみに今度訪問する際は、おそらく常連であろう女性が注文していたアジフライ4品とビールという粋な頼み方してみたいと思いました。

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