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鍬で畑を作ろう!非効率を体験中

こんにちはシェフズファームのSHIGEです。
今日は畑仕事の道具についてちょっとお話ししたいと思います
畑を耕すのに鍬を使って、手作業で今はやっています。なぜ手作業でやるのってよく言われるんですけれども、それには私なりの理由があります。

まず何を始めるにしても自分がやれるようになりたいそう思う人間なんです。それもあって今期はなるべく機械を使わず(草刈機は別w)手作業で鍬とスコップで畝立てて、畑作りをしています。開墾作業の時は、地主さんにトラクター掛けて貰いましたが、そこからは手作業でやっています。
丸い畝とかにしたからという訳でもありますが、、、
まぁ非効率と言われたらそのまんまなんですけれども、あえてこの手法を今年は選んでいます。聞こえはいいですけど、、、大変ですね。

それでも鍬で畑を耕しているとちょっと気持ちいいんですよね。

他の農家さんはどうか分かりませんが、私は自分が作った野菜たちを「商品」ではなく「作品」だと思っているんです。
新規就農1年目の私にとっては、何の技術も経験もないわけですから少しでも自分の体を使って手間ひまかけて野菜を作りそれを自分の作品だと思いたいんです。
野菜作りをされている皆さんは、こういった感覚ってどうなんですかね?

知り合いの先輩料理人農家さんも先日言ってたんですけど「かなり無茶するね」と。私もそれほど若くないんで、あんまり無茶すると体に影響が出そうでちょっと怖いんですけど、それでも今年はやってみたいんです。

以前の記事にも書きましたがゆくゆくは効率化を目指していくことになると思うんですけれども、じゃあ一体どこを効率化するのか。
その基準は自分の経験からしか出てこないと思うんです。
おそらく人によってはここの部分、ある人はここの部分を、効率化しようと言うような考えに至っていくと思います。
なので今回私は野菜作りの一環した作業を1から10まで全て自分で一通りやれるようになってから、効率化に向けた判断基準を探りたいと思っています。

今、私が借りている畑のすぐ近くの畑は、3倍ぐらいあるんですけれども、以前はそこを鍬だけでおじいちゃんが1人で耕していたと言う話を聞いています。私もそんな鉄人のようなおじいちゃんをリスペクトしつつ、日々鍬を振っているわけです。

もう一つこの鍬について少しお話ししたいと思います
この鍬と言う道具とても考えられた道具だと使ってみて実感しています。それはこの1本でいろんな作業ができちゃうです
しかもこの空と言う道具は日本全国各地にそれぞれの形が存在していると言うんですからすごくワクワクしますよね。備中鍬とか、なぜこういう形になったのかそこの土地の状況とか使う方の背景とかおそらくそういったいろんなことが重なってこの形になったんだと思います。

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料理人がシチュエーションに合わせた包丁を選ぶように農家さんもその土地に合わせた道具を選んで使っているんです。
日本にはこの農具を専門に扱う鍛冶屋さんもあり、いつか行ってみたいなと思ってます。

皆さんの場所ではどんな道具がありますか?先日ホームセンターを覗いていると農具コーナーに「九州鍬」って言う商品があったのを見つけたんです。
今1番気になっている商品ですおそらくそのうち購入すると思います。また使ってみた感想などこちらにかけれたらいいなと思います。
そんな感じでようやく長雨も一旦治まり晴れの日が3日続いたのでやっと畑をいじることができます秋野菜の圃場ですね。ここを早く作らないと、もうすでに種まきをして発芽している苗もあります。この子たちを定植する畝を早く作らなきゃなぁと思っています。
予定している場所は先日まで「シロザ」という雑草がたくさん生えていました。この植物の特徴からこの場所は弱酸性で窒素分が多いんじゃないかなと予想して土づくりしています。

それでは今日も農作業頑張っていきますではまた!


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