目覚ましゆずちゃ
ちゅんちゅんと小鳥が囀る朝、
または、まだお日様も居ない早朝、
はたまた、お天道様は真上になった昼、
そんな時、にゃつはやってくる。
どてっ!どすどすどす……
がたっ!がたがたっ!
ぼてちっ。
来ました。
ゆずちゃです。
ゆずちゃは、様々な理由で
私たちを起こしに来ます。
一つは、餌。
二つは、暖かさ。
三つは、寂しさ。
色々な要因が重なって
私たちの懐に飛び込んでくるのです。
ゆずちゃは、懐に飛び込む前に
非常に恨めしそうな顔でこちらを見てきます。
俺のことを放っておきやがって……
とでも言いたそうな顔です。
こういった風に、ゆずちゃは
日々布団に潜り込んできます。
ゆずちゃは、自分の自由に、
懐に潜り込んでいくのです。
しかし……
時に、私が落ち込んでいるのを
癒すように、ゆずちゃは懐に
入り込んできてくれるのです。
それは、ゆずちゃの気まぐれ
かもしれません。
しかし、ゆずちゃは私を癒すように
ぺろぺろと舐めてくれるのです。
それがあまりにも、私にとっては……
癒し
なのです。
この癒しを享受したいけど出来ない貴方は、
何で負けたか明日までに考えといてください。
ほな、いただきます。
ゆずちゃのいい匂いを…………
シューーーーーーーーーー……ッッッッ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?