【感想】ゼノブレイド3をクリアして【ネタバレ有】

本感想は考察などはあまりせずに、ここが好きだったとか、ここがよかったっていう感情と勢いだけで書いたものになります。
ガッツリネタバレも含みますのでクリア済みの方のみ見ていただけたらと。

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ゼノブレイドシリーズは3DS移植版から初めて、クロス、2、そしてDEとプレイしてきました。
今作は予告が出た時点で1、2を繋ぐストーリーになるという事で、めちゃくちゃハードル上がってましたが、実際プレイし始めてすぐ
これはえらいゲームになってるぞ…」とテンション爆あがりでした。

まず”戦闘”が楽しい!!
1はシンプルで奥深いシステム、2は覚えるまで大変だけど全てのシステムを理解した上で遊ぶと爽快感がすごいシステム、クロスはドールが強すぎてそればっかになりがちだけどシンプルで遊びやすいシステム、そして3の戦闘は、それらすべての要素が組み合わさって、その上でめちゃくちゃ丁寧にチュートリアルを挟んでくれているおかげで、全ての要素をほとんど苦労せずに使いこなせるようになっていけるのが、プレイヤーの事考えてるなぁと思いました。
インタリンクと融合アーツはマジでよくできたシステムだと感心しますね。
ヒーローの加入で無限の戦闘スタイルを組み合わせられるのもクロスの要素をうまく取り込んだなって思います。

そして”フィールド”がでっけぇ!
おそらく全体の広さで言えば2とどっこい、クロスよりは狭いって感じですが、1のように上に登っていくというスケール感では無く、遠くまで見通せて、かつ「大剣」というわかりやすい目的地が遠くに見えているおかげで、「これからすごい距離を旅をするんだ…!」というわかりやすいスケール感がワクワクしましたね。

音楽”は言うまでもなく!最高!
正直なところマップの音楽は1、2の音楽に比べて印象に残りにくいとは思いましたが、ミリク平原はまじでずっと聴ける平原系音楽の集大成だと思います。地味にエレン大道が落ちた腕のリメイクになってるので泣きました…

そしてメインテーマ「命を背負って」が本当に良すぎる…
サビの物悲しさから立ち上がる感じが本当に勇気が出るというか、ノア達の
”抗い”をうまく表現で来ていてほんと激熱最高のテーマソングだと思います。
おくられる命」の笛の音は、ほんといいシーンで流してくれて、自然と涙がこぼれましたね…二つの世界の笛の音が融合してるのがほんと素晴らしい…
途中で挟まれる「A Step Away」(牢獄で流れる挿入歌)は号泣必須、エンディング曲「Where We Belong」はもうプレイヤーの涙腺を破壊しつくそうとしてますよ….


キャラクター”これは間違いなくシリーズ最高のキャラクター造詣だと断言します。
わたくし、「ボーイミーツガール」が大好物なのですが、今作はとにかくメイン6人の人間関係、そして”成長”が非常によく描写されていて、あまりこう言った呼び方は好きではないですが、いわゆる「推しカプ」が本当に選べないというか、6人全員の組み合わせが良すぎます、最高です。でもやっぱ一番は「タイユニ」かなぁ…

ノアはわかりやすい”まっすぐ主人公タイプ”ですが、思慮深くて常に「何故?」という問いかけを持ち続けることでプレイヤーに共感を与えてくるというか、我々の世界とは違う常識に対して疑問を投げかけてくることでプレイヤーが置いてけぼりになるのをいい感じに制御してたと思います。
時折みせる天然っぷりも、思ったことを割とズバっと言っちゃう毒舌っぽさもいい深みを持たせてたなぁと。
ラッキーセブンの抜刀はマジでかっこよすぎますよね。

ミオは最初は王道ヒロインって言う感じの人畜無害に見えて、中盤から徐々に性格の”本性”がチラ見えしてからめっちゃ好きになりましたw
あのブチギレパンチは最高に爽快でしたし、途中ノアのド天然発言に「バカ!」って言ったり、一番はミヤビとの過去話で実は結構「嫌な女」ムーブかましてたところで、なんというか「ミオもちゃんと女の子じゃん..」と、より好きになっちゃいましたねw
何より”M”との話は本当に涙が止まらなくなって…
物語が進むにつれて見えてくる”母性”みたいなものも、後のストーリも含めて深いキャラクターだと感じさせました。

ランツは筋肉バカ!ってイメージから、実はかなりナイーブで仲間想いが過ぎるが故に不器用になってしまうもどかしさがほんと”イイヤツ”過ぎて泣けます…
6人の中で一番一般兵に近い感性というか、実直がゆえの等身大の人間としての描かれ方がよかったです。
ヨランとの確執は本当にどうしてこうなっちゃったの..って感じで辛くなりましたね…
時折見せるノアとの「相棒」感はインタリンク同士の関係とはまた違って
幼馴染”としての安心感みたいなものを感じさせて好きです。


セナは、見た目がめっちゃ好みで正直「ヘソ」に常に目線が行ってしまう..とかは置いておいて、
とにかく”頑張り屋”って感じが応援したくなりますよね。
自身の”弱さ”は周りには見せたくなくて、それでもひたむきに頑張る姿には涙が出ます…
ランツとの関係はおそらく、ランツ→セナは兄妹みたいなもんだと思ってそうですが(その概念があるかは置いておいて)、セナ→ランツはおそらく”特別な想い”があったのではないかな?と勝手に思ってます。
セナは随所で見せてくれる「細かい表情」がとてもいいと思ってて、時折ランツの事をジッと見つめてたり、後に語りますがエンディングのあの表情変化は色んな感情があふれそうになってるのを必死に抑えてたんだろうな…って想像して涙が止まらなくなってしまいました…


ユーニ、彼女はミオ、セナ以上に「ヒロイン」してたというか
”女の子”としての魅力が強すぎますわ…
サバサバ系と見せてかわいい趣味があったり、途中「性の目覚め」みたいなシーンで恥ずかしがる姿とか、真っすぐなんでも思ったことを言える熱いところとか、仲間の事を信頼してる一方で、弱いところは極力見られたくないという、思春期のような甘酸っぱいところが魅力つまり過ぎです…
タイオンとの関係性はもう….

タイオン、正直最初はちょっと”嫌なデータキャラ”だと思ってましたが、最終的に「一番好きになってた」って人は多いんじゃないかな?
もう、かわいすぎます。わたくし男キャラにそんな「かわいい」って言わないんですが、タイオンは6人の中で一番かわいい、間違いない。
とにかく仲間想いで冷静、に見えてかなり感情豊かで、笑いもとってくるし
実は一番成長したキャラはタイオンだと思いますね。

なにより「タイユニ」がほーーんまニチャリ値高いというか、あの形容しがたい、関係性。むずがゆい…でもずっと見てたくなるような甘酸っぱさ。
ユーニはそんな無責任にからかうなよ!!!おい!!!
タイオンが死ぬぞ!!!ってずっとニヤニヤしてましたわ…….
個人的「ゼノブレニチャリベストカップル決定戦」に「ラウラシン」「ジクサイ」そして「タイユニ」が加わりました。
そうだろ?タイオン。

ヒーローに関しては、語りだしたらキリが無いのですが、一番好きになったのはやっぱりマシロですかね~
ああいうがんばる女の子には弱いです…
ゼオンの芋物語はめっちゃ笑いましたw
見た目はユズリハが好きですねぇ、性別がどっちなのかすごく気になります。
ミヤビもめっちゃ好きになった女の子で、結構芯が強いところとか、ミオとの関係の変わり方がすきでした。
クリア後のニアのサイドストーリーはもう、あざとすぎますって…

興奮してしまいましたが、”ストーリー”に関してなるべく冷静に評価していきたいと思います。
やっぱ冷静は無理です。

個人的に今作はとにかく「丁寧な心理描写」がちりばめられているのが最大の魅力だと感じていて、本筋は常にブレないけれど、キャラクターの心の成長に関して本当にしっかり描いていたと思います。理不尽な世界にいかに”抗う”か。テーマが「」なだけあって、どんなモブキャラでさえそこに生きている現実があるんだと感じさせてくれる。サブクエストもメインストーリーもヒーロークエストも本当に隅々まで丁寧に作りこまれていて、まるでプレイヤーすらもアイオニオンに生きる人間の一人なんだと思わせる、そんなストーリーでした。

たくさんの伏線も、完全とは言えないけれど、本筋の部分はしっかり回収しつつ、あえて描写しないところでサラッとこうなってました。っていうのが結構多くて人によっては不親切に感じるかもしれないけれど、個人的にそのおかげで主人公たちの成長に全力で集中できてよかったと感じます。

とにかく終盤に向かっての哀しすぎる残酷な運命が次々と襲ってくる展開には涙が止まらなくなって…
途中辛すぎて先に進むのが怖くなってしまうほどでした…
特にMとミオの処刑シーン、あそこはもう辛すぎて、「どうにかなってくれ!!!」って願いで本当に絶望感と無力感がすごすぎました…
ゼノブレイドシリーズはとにかく残酷で心に来るシーンが多いですが、3はこの時点でもう一番泣いています。

「メビウス」は”永遠の今”を望む存在でしたが、エンディングに向かうにつれ「プレイヤーにすらも永遠にこの世界が終わってほしくない。」と思わせるような構成には、本当に脱帽です。
そして、最終最期「進む。という選択」をすることで本当のウロボロスになれたような、そんなラストバトルにはもう、涙で前が見えなくなりました….

NとMの選択、そこで既にだいぶ泣いていましたが、エンディングの
あの数分間の映像は、一生心に残る事でしょう。

夕焼けの前でたたずむ6人、両陣営の仲間たち

まずランツとセナのあのお互いに何かを言い出せないような照れくささ、一見友情のゲンコツ….にみえて....、セナの表情の変化、そして我慢できずに泣き出してしまうところ、あそこでわたくしの涙腺も決壊です。
あそこのセナはきっと色々…色々な感情が溢れたんだと妄想してます…

タイオンとユーニ、あのシーンはもう最高です。
それ以上になんも言えません。。。
ユーニは”4番目”と言いますが、実はフォーチュンクローバーの4番目(現実の世界で言う四葉のクローバーの4枚目の意味は「私のものになって」)だという考察を見て….ユーニは本当に罪な女だと…本当に…一生爆発しろ….
うぅ….

そこからリクとマナナで笑いを挟みつつ(ツンツンしてたリクがちゃんと号泣してるのイイヨネ)

….衝撃(問題)のシーン

まずはモナドレプリカREX、ちゃんと”シュルクの意志”がそこにあって、鳥肌が一気に登ってきました。
ずっと大切に”想い”を持ち続けてたメリアのひた向きさは泣きますよ…

そして突然のハナ!?!?!そんなとこおったんかい!!
からの….

おいレックス!!!!おい!!!
おまえ!!!やってんな!!!
そうだよな!!!選べるわけないよな!!!!
全員幸せにしやがっておまえ…やるじゃん….
最高がよ….


脳が破壊され。

熱い、キッ…
ここで、もうお別れなのに、ようやく結ばれて…
幸せそうな顔して。。。
夕陽がバックなのが、いつかの休息地で笛を交換した、あの日がフラッシュバックして

そして少しずつ離れて、みんな寂しさを押し殺したような表情で…

何も言わずに走り出すシーンでもうダメでした。
涙が溢れすぎてもうダメでした。

これ書いてる今も号泣してます。
あんなのダメです、曲も歌詞も泣きますって

全部ぐちゃぐちゃになりましたよ…

でも本当に最高の、悲しくも前向きになれるいいエンディングでした。



とまぁ興奮してキショイ文を書き連ねましたが、全体的に最高のストーリーシナリオだったととても満足しています。
1,2と比較しても、1は熱い男の成長物語、2は世界の謎を解き明かす冒険恋愛劇だとすると、3はとにかく純粋な「願い」「」を紡ぐボーイミーツガール。でいい具合に3部作まとまったのではないかと思います。
願わくば..後の物語をぜひDLCで見たいところですが…でもあえて描かないのもいいのかな?って思ったり…

わたくしももう「メビウス」になってしまいそうですよ…

全体の総評として「最高」のRPGだと言い切れます

間違いなくゼノブレイドシリーズの集大成です。

もちろん不満な部分も無くはないです。

もっと深堀してほしかったキャラクターもいっぱいいますし、六史族の謎や、リクの正体、ラッキーセブンの謎など、未回収の伏線もいっぱいあります。見えてはいるけど行けないグーラっぽい背中、巨神っぽい顔などの未使用マップ?、乱戦時のターゲット変更のめんどくささや、一部収集クエストの鬼畜難易度など細かいところに不満はありますが、今後のアプデやDLCで補完されると信じています。

とにかくずっと楽しくて夢中で遊び続けてしまいました。
マップを歩いてるだけでも見覚えのある風景にワクワクしたり、常に進化し続ける戦闘システムなど、いつものゼノブレイドとしての要素も抑えつつ、新しい要素もふんだんに盛り込んだ最高傑作だと思います!


ひとまずクエストは全て終わらせたので、あとは全ユニークモンスターを倒して、ソウルハッカーも埋めて、クラスの全キャラ最終成長、マップ埋めに、ジェム完結などまだまだまだまだ遊べそうです。

追加DLCも次々来るようなので、あと5カ月は遊べそうですね~
それと同時に、1、2と繋がる未来に黄金のイーラもまた再プレイしたくなりました。
クロスもどうにか繋がらないかなぁとちょこっと期待してたり…

おいノア!ランツがまだまだ遊び足りないってよ!


クソ長、長文キショ感想をここまで読んでくれた方がいましたら感謝です。
考察とかも時間があればしたいと思ってます。




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