詩集を出版するぞ

死んでみたい、 再開したら全回復で。

部屋の中空気を繁らす未分岐の枝

夏の全秒に触れるこの身体

暇に絞殺されない後遺

所詮人間の絶望

となりの物とつながって 電柱みたいな影になりたい

夜光の末から僕がぺちぺち歩き出す

心の音から、意味の味。

外窓、たぶん雨か人の落ちた音

食事と睡眠みたいな日日

人間みたいな時期

他者に対する愛の行き場、がなくて捨てそう。

涙舞う日とか、寒そう。

スマホのライトで夜露と蛍を見分けてみせた

夜に誰かのおちる音

夏風呂、皮膚の臭い。

確かにあった 登ったことないけど 裏山

再会、 そして君が楽しそうに語る 労働・オブザリング

青と白 空見て気づく 解像度

初めましては一頁 本に対して馴れ馴れしく成れ

森の色 春の色素をかき混ぜて

寝起きぼっち

テグスね、引いているね。

光らない色で塗りつぶされてやる 夜

明日は明日もやってくる

眠る私は世界のゲスト

ここにコカインをIN

素直じゃないって素直に言いたいな。

文字を書く速度で成長 歩く速度で後悔

弱い言葉を強く撃つのが詩人なんだよ

自我のふりをした貴方を殺すの。

石で殴るようなバランスが要求されます

水は鉱物資源

歩くには街がいる 書くには紙がいる

ぼくら空気の底で深水を吸込む

和気若布

飛蚊症は宇宙後のUI

宙の冷たさが降ってくる 夜を温めてやってるんだって (『放射冷却』より)

反射快適行為

月のない国はない

着いた海 ポッドキャスト、かき消さないで

ぴったりうみ ぺったりなみ

最終的に波の音だけ残りそうな宇宙

安い光が散り捨てられる夜 夜 夜

青空がレイヤを間違えたような夏の日 何もかもが蒼くゆらめいてみえた

誇れ 君は夏の本物の夜だ

詩を書いて 同じ言葉の使い方 まちがってるねと 透けて笑い合う

もしも明日がこなければ この夜をどこまでも歩けるのに

夏で冬を希釈したような季節 融氷みたいな雲が浮いてて

世界最後でもないのに寿司を食いに行くような、行こうな 

夕闇は何時でも昼の端っこあったのに。

水を電子レンジに入れた 熱を飲んでいる

太陽が消えた。時間もさよーなら。

可能性は最高の言い訳

時間を貫き 揺り籠発の墓場行

アイデアは捨てて燃やして熱利用

成熟した人間に要は無い

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