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模型を購入しました♪

 久しぶりのnoteです。ジオラマの仕掛品があるにはあるのですが、遅々として進まず、従ってネタも枯渇してしまっていたため、長らく更新が空いてしまいました。

 さて、今回はジオラマ製作からは少し離れて車両のお話を。というのも、先日かなり久しぶりにNゲージ車両を購入+軽加工したため、その模様を軽くまとめてみたいと思います。

■ 購入品

 早速ですが、今回購入したのはこちら津川洋行の7t入換機関車です。以前投稿した自己紹介記事で「模型が好きではあるけれど、情景製作メインで車両をあまり所有していない」というようなことを書きましたが、私が最後にNゲージの車両を購入したのは高校生の時ですから、今回の新車導入はかなり久しぶりになります。まずは商品の外観を…と思いましたが、開封前の写真を撮っておくのを忘れてしまったので、Amazonのリンクで失礼します。

■ 購入目的

 津川洋行はトンネルポータルやパターンシートなど情景系の素材が充実していますが、小型の単端式気動車やコッペル、モーターカーなどなかなか個性的な車両もリリースしています。小型のレイアウトを製作している自分としては予てから気になっているメーカーの一つでしたが、ちょうど臨海鉄道風レイアウトを製作したこともあって、小型機関車はうってつけなのではないかと思い、レイアウトで走行させるべく購入を決めました(レイアウトに関しては下記リンクをご覧ください)。

 機関車には黄色や茶などカラーリングが何パターンかあるようですが、工場のガーター橋やプラントを青系統に統一していたことから、青を選択しました。
 購入経路に関しては、中古品を見つけるのは難儀だったうえに、定価よりは安かったので、ヨドバシでポチりました。

■ 製品概要

本製品の特長は何といってもサイズに尽きます。以下の他の車両、一円玉との比較写真でその小ささがお解りいただけるかと思います(この項目の写真は加工に撮影しています。ご了承ください)。

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 パーツ構成は主にホワイトメタル製の台枠と車体、動力ユニットの3点に大別されます。付属パーツとしてアーノルドカプラーをひっかける方式のフック状連結器とダミーのライトが一つのランナーになってケースに入っていました。ボンネット上部のカバーを取るとねじが出現し、以下の写真のようにパーツごとに分解することが可能です。窓ガラスについては、透明なシートが本体の形状に沿って折ってはまっている簡易的な構造でした。

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 動力はTU-7Tという独自のユニットが使用されているようで、以下の写真の通り2軸で軸間が8.5㎜と超小型です。このサイズで走行可能なのは驚きですらあります。動力だけの販売もあるようなので、小型車両の自作などにも重宝しそうです。

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■ 試運転の様子

 加工前にいったんレイアウトに乗せて試運転を行いました。走行動画を以下に示します。

 所感は動画をあげた際のツイートと重複してしまいますが、2軸にも関わらずしっかり走るな、という印象を受けました。ボディがホワイトメタルで若干の重さがあるおかげかそこまで止まることもなく、牽引も問題なくできそうです。
 ただ、低速は効きにくいのか、いきなり走り出す感がありました。また、KATOの旧パワーパックスタンダードだとハンドルをそこまで回さずとも結構なスピードが出るようで調整は少し難しかったです。

 以下はレイアウトの情景と絡めて撮影したものです。先述の通りかなり小さな機関車ですが、レイアウト自体も小さく、違和感なく溶け込んでいると思います。ただ、「日本牽引車」の表記以外は青一色で見た目が単調な点、工場に対してピカピカすぎる点が気になったので、追加で簡単な塗装とウェザリングを行い、オリジナルのものに変更することとしました。

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■ 加工

 本体は以下の4点について作業しました。
①屋根の塗り替え
②警戒色シールの貼り付け
③窓、台車への色差し
④ウェザリング

以下に写真と作業工程を合わせて記録します。

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STEP1
 先ほど紹介した通りに分解して動力や窓パーツを取り外し、屋根を本体マスキングの上ニュートラルグレーに塗装しました。
 警戒色シールはこの段階ではGMのキットに付属していたものを切り出して使用しています。向きを調整するために真ん中で切り継いでおきました。
 願わくは本体に切り欠きを設けて連結器ごと付け替えたいところでしたが、ホワイトメタルは加工には難ありであることから、本体自体の形状変更は行わないこととしました。

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STEP2
 窓と台車にエナメルのクロムシルバーで色差しを行いました。小筆やつまようじを用いてちまちま作業しました。遠目で見る分には気にならないくらいにはなったかな…と思いましたが、やはりアップすると厳しいものがあります。
 先ほど何の考えもなくシールを貼ってしまいましたが、機関車の画像検索をしてみたところ、警戒色はV状のものと∧状のものがあるようでした。両パターン試してみて後者のほうが良いように思ったので、この時点でシールを貼りなおしておきました。

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▲STEP3
 シールをもう一工夫。先ほどまでは切り継いでパターンの向きの違いを表現していましたが、どうしても真ん中の継ぎ目が気になってしまったので、パソコンでデータを作成しなおすこととしました。パワーポイントで図形を組み合わせて、以下のように左右で一体化した図案を作成しておきました。プリンターの印刷精度が怪しいですが、後で汚すことも勘案してそのまま採用しています。
 

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 シール貼り付けまで完了した段階で、一旦艶消しクリヤーを軽く吹いておきました。

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▲STEP4
 写真に示した各種塗料を用いてウェザリングを行いました。ついつい汚しすぎてしまうので、汚しては拭き取る工程を何回か繰り返し、数時間試行錯誤しました。ボンネット周りのディティールを目立たせることと、足回りをそれっぽくすることを意識したつもりです。
 最後に艶消しクリヤーを再度吹いて表面を整えました。

■ 完成

 一通り作業した機関車をレイアウトに置いて撮影してみたものが以下の写真です。工場ともマッチしていて、なかなかいい雰囲気に仕上がったのではないかと思います。

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■ 終わりに

 今回は車両への大掛かりな加工はせず、ストラクチャー製作などと大差ない範疇の加工に留まりましたが、久しぶりの車両関係の作業だったこともあり、個人的にはなかなか楽しめました。ジオラマ製作が停滞しがちなので、目先を変える意味でもよい時間になったと思います。今回製作した車両を絡めて屋外でレイアウト撮影もしてみたいな…などと考えています。

 とりとめもない投稿でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


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