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ウルトラワイドモニターを2ヶ月使った感想【MateViewGT34】

以前に購入を検討していたウルトラワイドモニター。
実は3月にHuaweiのウルトラワイドモニターであるMateViewGT34を購入して、しばらく使用してみたのでその感想を届けたいと思う。

MateViewGT34は発色が綺麗

今まで使っていたASUSのゲーミングモニターはIPS液晶だから本来であれば発色が綺麗なんだけど、なぜか全体的に白っぽいし黄色みが強くて色が悪かった。

ゲーム用途であれば色が多少悪くても我慢できたけど最近α7IIで撮った写真をPCで現像するようになり、SNSに投稿した写真をスマホで確認したときにモニターで見ていたものと色合いが違って「本当はこんなのじゃなかったのに」と思うことが多かった。

今回購入したMateViewGT34はIPSではなくVAという種類のパネルが使われていて、本来なら発色の良さはIPSパネルに劣るものなんだけど、発色が綺麗だ。

なぜかというと、モニターには発色の良さを表す「色差(ΔE)」という単位があるんだけど、この「色差」は値が2.0以下であれば色が正確と言える。このMateViewGT34は色差が2.0以下であると謳われているため、VAなのに発色が良いモニターなんだ。

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実際に原神の料理を見てみると今までのモニターで見ていたより美味しそうに見える。本当はこんなに鮮やかで美味しそうな色をしていたのかという驚きがあった。

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あとMateViewGT34はVAパネルの性質上視野角が狭いという問題もあるが、湾曲しているおかげで画面に対して真正面の位置から見ることになり視野角の悪さは気にならない。
確かにモニターを斜めから見ると色が変化している(白っぽく見える)ことがはっきりわかるけど、そもそもモニターを斜めからみて使うことはないので視野角が狭いことはデメリットにならない。

黒が黒い

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MateView GT34inchに使われているVAパネルはIPSやTNと比較してバックライトの光をほとんど通さないから黒を黒く表現できる。普段YouTubeやTwitterをダークモードを使用していたから今までのモニターより黒みが強くなったのをかなり実感できた。

大型なのに端まで見やすい

今までは24インチのモニター(横幅約50cm)を2枚並べていて、1枚を自分の正面、もう1枚を左側に置いていたから視点移動で首が疲れやすかった。MateView GT 34inchは1枚で80cmくらいあってかなり大型なんだけど、モニターの中央に座れるから実際の視点移動距離は前の環境より短くて首への負担が減った。

デスクがスッキリした

モニターが2枚から1枚になったことは視点移動距離が短くなっただけでなく、モニターが1枚しかないことによってデスクがかなりすっきりした。

更にモニターアームを併用することでスタンドが無くなりスッキリするうえ、モニター下のスペースに物を置くことができてスペースを有効活用できるようにもなる。

おまけにケーブルも減ったことで地獄の配線もいくらかマシになる。特にモニターに繋ぐHDMIやDisplayPortケーブルは太くて取り回しがしづらいので、1本減るだけでも配線がだいぶ楽になる。

作業性が高い

MateViewGT34の21:9比率の最大の利点はこれ。モニター2枚分に相当する横幅があるおかげで1枚のモニターでも十分すぎるほどの作業領域を確保できている。しかも1枚のモニターだからベゼルを挟まず隣のスペースで作業ができて違和感も少ない。
ウィンドウ1つ1つが小さくなるが、横に詰めれば3つのウィンドウを並べて作業できそうだ。解像度も高いので多少文字が小さくなっても見やすいから全然いけそう。これほどの作業領域を持ちながらたった1枚のモニターなのは考えられない。

【悪い点】21:9表示に対応していないコンテンツがある

ここまでMateViewGT34の良い点を挙げてきたが、もちろん悪い点もある。ウルトラワイドモニターという特性上、一般的な16:9比率ではなく21:9比率だからコンテンツを表示するときに21:9に最適化されていなかったり、横に黒帯ができたりする。

昔のコンテンツが対応できていないのはまだ仕方ないと思えるが、中には新しいくせに21:9表示に対応せず、横に黒帯がある16:9でプレイすることを強制させられるゲームがあった。

「2022年にもなってありえない、クソ仕様だな」と思ってプレイするのをやめたが、そういったコンテンツも中には存在するので注意が必要だ。

もうモニターは2枚いらないかも

MateViewGT34を2ヶ月使用した感想を書いてみた。今までのデュアルモニター環境と比較して、モニターが1枚になったのに1枚でも十分な作業領域を確保でき、違うモニターを合わせて使わないからどこでも同じ発色でコンテンツを楽しめるし、なによりデスクがスッキリした。

そもそもデュアルモニターにしていたのは1枚で作業領域が確保できなかったからであって、1枚のモニターで十分な作業領域を確保してしまえば2枚もいらない。重要なのは作業領域の広さであって、モニターの枚数の多さではなかった。


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