【調査】学校だよりで著作権侵害?
はじめに
目にしたニュースが面白かったのでその元の記事を探そうと考えた。
結論
気付かずに長期間の使用で賠償金が膨れ上がるほか、数回の使用であっても一回当たり10万円程度の請求となっているケースもある。
つくづくネット上の画像使用は怖い。
個人レベルはもちろんだけれど、学校や市町村レベルではまだまだ意識の浸透が低い。
自分の上司も平気で会議用資料に入れてきていたので止めてもらうように頼んだけれど、どこでも誰でも無関係ではいられない問題だと考える。
【プラスアルファ】今回のタイトル画像はパワーポイントでフォントはMeriyo UIで作成したのだけれど、このフォント一つ取ってもライセンスや再配布などの問題が出てくる。
家庭用ライセンスの場合商用利用は不可となっている。
一番まとまっていた記事。
特にNHKの記事が全文無料で読めるのでこれが一番参考になる。
それぞれの事例についてもう少し詳細に見ていこう。
新潟県佐渡市(2月)
賠償額: 38万5,000円
使用媒体: イベントのチラシやポスター
詳細: 佐渡市は、イベントのチラシやポスターに無断でイラストを使用し、著作権者からの指摘を受けて賠償金を支払いました。
大分県(2月)
賠償額: 12万5,130円
使用媒体: 県立高校の教育相談だより
詳細: 大分県内の県立高校が発行する「教育相談だより」に無断でイラストを掲載し、著作権侵害が指摘されました。
佐賀県玄海町(3月)
賠償額: 50万6,000円
使用媒体: 義務教育学校の学校だより
詳細: 玄海町の義務教育学校が発行する「学校だより」に無断でイラストを使用し、著作権者からの請求を受けて賠償金を支払いました。
徳島県徳島市(4月)
賠償額: 24万7,500円
使用媒体: 協議会資料
詳細: 徳島市は、2021年に作成した中心市街地活性化協議会の資料で、インターネット上のイラストを無断使用し、著作権者に解決金を支払いました。
滋賀県近江八幡市(4月)
賠償額: 28万1,600円
使用媒体: 会議資料
詳細: 近江八幡市は、会議資料に無断でイラストを使用し、著作権者からの指摘を受けて賠償金を支払いました。
愛知県美浜町(4月)
賠償額: 50万円
使用媒体: 町の広報誌
詳細: 美浜町は、広報誌に無断でイラストを掲載し、著作権者からの請求を受けて賠償金を支払いました。
岐阜県多治見市(5月)
賠償額: 64万3,500円
使用媒体: イベントのチラシなど
詳細: 多治見市は、イベントのチラシなどに無断でイラストを使用し、著作権者からの指摘を受けて賠償金を支払いました。
岐阜県多治見市(5月)
賠償額: 35万2,000円
使用媒体: 小学校の学年通信
詳細: 多治見市内の小学校が発行する学年通信に無断でイラストを使用し、著作権者からの請求を受けて賠償金を支払いました。
2023/10/20の記事、少し古い?(元の記事は読めず)
山梨県富士川町(5月)
賠償額: 111万5,380円
使用媒体: 町の広報誌など
詳細: 富士川町は、広報誌やチラシに無断でイラストを使用し、高額な賠償金を支払うこととなりました。
山梨県昭和町(6月)
賠償額: 443万5,200円
使用媒体: 町の広報誌
詳細: 昭和町は、広報誌に無断でイラストを掲載し、著作権者からの請求を受けて高額な賠償金を支払いました。
無断使用が6年間にわたったことが大きな要因。
福島県平田村(6月)
賠償額: 22万2,615円
使用媒体: こども園の広報誌
詳細: 平田村のこども園が発行する広報誌に無断でイラストを使用し、著作権者からの指摘を受けて賠償金を支払いました。