国民党の“いいとこ取り”は上手くいくのか 責任政党とは言えないね
国民民主党が、事実上の自民公明との部分連立に踏み切ったね。
だけど、閣僚に入る事は無いから、政策ごとに協議するいわゆるパーシャル連合と言うやつだよね。
これは簡単に言うと「いいとこ取り」だと思うよ。
事実上の減税をやるのはいいんだけれども、全体的な財政状態には責任を持たないわけだから、1種のいいとこ取りなんだよね。
日本の財政赤字は累計で1200兆円あるんだけれども、これをどうするかについては一言も言っていないんだよ。
MMT理論を推進している人もそうだけれども、円建ての国債と言うのは、国民が買っているから大丈夫なんだと言う人もいるしね。
さらにこれは国民の財産であって、心配する事はないんだみたいな言うことを言う人がいるよ。
だけども国が借金だらけで、いつか返さなきゃいけないと言う事だけは確実なんだよ。さらに年金とか社会保障費を国債で賄っているから、単なる消費をカバーしてるだけなんだよ。
そしてこの財政赤字があるために金利を上げられないし、金利が上げられないから円安になっているし、円安だから輸入価格が上がって物価高なわけだよ。
確実に財政赤字が大きいがために、貧しい日本になっているんだよ。
もちろんガソリン価格を下げたり、パートに出るお母さんたちが1,750,000円まで扶養者控除を受けられれば、手取りは増えるし、消費は目とは思うよ。
だけども円安をどうするのかと言う事と金利を上げられないと言うことをどうするのかということについては、国民民主党は何のコミットもしないつもりなのかね。
これでは責任政党とは言えないと思うよ。ちょっと自分たちの政策の良いところだけを反映したら、それだけをアピールするつもりなのかね。
国民は目先の手取りが増える事は面白嬉しいけれども、長期的に見て日本が経済的にも強く、国防的にも強い国になって、台湾やフィリピンや東南アジアを守る責任をも持つ国になってほしいと思ってると思うんだけどね。
いいとこ取りは良いけれども、その次を考えないと、自分の首を自分で閉めることになると思うけどね。