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旅行用望遠レンズとしてのDX 50-250mm

主に旅行用で荷物を軽量化したいときの望遠レンズとして NIKKOR Z DX 50-250 f/4-6.3 VR を購入しました。
今回は旅行用望遠レンズとしてこのレンズを選択した根拠について書きたいと思います。

まず前提として、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S をすでに持っており、言わずと知れたこの万能レンズをメインで運用予定です。しかし旅行先ではまれに望遠レンズが欲しくなるかもしれない。手持ちの焦点距離レンジが狭いのは何かと不安に駆られます笑
そこで、この24-120mmに追加で極力荷物を減らせるレンズは何か探してみました。

あくまで緊急用のような位置づけなのでDXクロップを含めた最大の換算焦点距離で探しています。焦点距離が200mm以上 (換算300mm) 、400mm以下 (換算600mm) で既存ラインナップを焦点距離と開放F値で並べてみました。

望遠端200-400mmのZマウントレンズ

これを見ると所謂大三元の 70-200mm F2.8 系や単焦点が圧倒的ですが、旅行時に使うかわからないけど念のため持っておくというにはちょっと重すぎ/大きすぎます。そこで、これらの中から1kg以下の重量のレンズに絞りました。

望遠端200-400mmのZマウントレンズ (1kg以下)

こうすると圧倒的なのは 70-180mm F2.8 ですね。が、 24-120mm との併用を考えるとちょっと被りすぎる印象。
上の方に固まっている開放F値変動タイプのズームが次に選択肢となってきます。焦点距離あたりの明るさで言うと TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 と NIKKOR Z DX 50-250 f/4-6.3 VR が平均的に明るく、また比較的焦点距離の増加に対して開放F値の値が急激に上がることがないためスペック以上に使いやすそうであることがわかります。(なんと DX 50-250mm の F6.3 は望遠端のみ!)
望遠端に限ると NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR も明るいことがわかります。

次に望遠端焦点距離と質量をプロットしてみました。こう見ると得られる焦点距離に対して重量が軽いのは NIKKOR Z DX 50-250 f/4-6.3 VR,  TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3, NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR あたりのようです。

望遠端200-400mmのZマウントレンズ 重量比較

最後に価格を含め比較しました。(2024/4時点)
旅行の保険レンズに大金を払えないのと、24-120mm との重複を考えると 24-200mm, 24-400mm は候補から除外しました。
残るは DX 50-250mm と TAMRON 70-300mm。DXのみと割り切れば価格の安いDX 50-250mm かなという判断に至り、購入を決めました。
Z50等のキットレンズでもあるため、比較的状態の良いキットばらしの中古が数多く存在しているのもポイントでした。

候補レンズの価格一覧

実際に使ってみると開放でも十分隅まで解像し、手振れ補正も良く効くので大満足でした。いつも使っているカメラバッグにも縦にしまえるので非常に小さいスペースでフルサイズ換算375mmを得られるという安心感は最高です。

最後に 24-120mm, 70-200mm とのサイズ比較を示しておきます。

DX 50-2500mm vs. 24-120mm
DX 50-2500mm vs. 24-120mm (フード逆付け)
DX 50-2500mm vs. 70-200mm (フード逆付け)


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