NIKKOR Z 28mm, 40mm用のF-Foto, JJC製金属フード比較
Nikon Zマウントの廉価で写りの良い小型レンズとして
NIKKOR Z 28mm f/2.8, NIKKOR Z 40mm f/2
の2本があります。
これらのレンズは残念ながら純正フードが付属しないどころか別売りでも用意されておらず、どうしてもフードが欲しい場合は社外品で52mmのねじ込み式フードを用意する必要があります。
これら2本のレンズ専用という形で2社からねじ込み式フードが出ています。
JJC LH-N52
F-Foto FH-52
共通するスペックとしてはΦ52mmのねじに対応すること、フード装着後フード内側にも52mmねじが切られているのでフィルタをフード内に装着できることです。これはとてもありがたいですね。
この2種の差はAmazonの販売ページを見てもよくわからなかったので実際に両方購入して比べてみました。
結論としては以下の通りです。(主観が入っています)
デザイン全般: SEに似合うのはJJC。あとは個人の好みによる。
型番の印刷: F-Fotoの方が目立たない。
塗装: 反射性能はJJCのほうがよさそう、ただし塗装そのもののクオリティはF-Foto。
質感: どちらも金属で高級感あり。JJCは少しザラッとした触感でF-fotoはツルっとした触感。
遮光: F-Fotoの方が遮光範囲が広くなっていると思われる。(28mmでもケラレはなし)
価格: JJCの方が安い。
パッケージと付属品
パッケージはこんな感じでJJCは紙、F-Fotoはプラでした。JJCの方はクリーニングクロスがおまけで付いてきます。
外観
単品外観
まずはレンズ側外観です。それほど大きく変わりませんが、それぞれ背面に型番の印字があります。白文字の装着時の目立ち具合は後述します。
JJCの方の白文字はAmazonの写真では外側にあることになっているが改良されて背面側に移動したのかもしれません。個人的には新型の方が好みです。
横から見ると形状と高さが異なります。径は一緒でした。
F-Fotoの方がフードが深く見えるので遮光範囲としてはF-Fotoの方が広いということになりそうです。ねじ込み部分が含まれるので、この後装着した状態での高さを確認します。
当然両方とも28mmフルサイズ使用でもケラレはありません。
レンズ装着時外観
実際に28mm Special Editionと40mmに装着してみるとこんな形です。装着してみると、レンズの高さの差もありF-Fotoの方がより深く見えます。
デザインはJJCの方がSEにあっていますね。
フードを入れ替えました。今度は同じくらいの高さになったので、やはりねじ込み部分を加味してもF-Fotoの方が深いということで正しそうです。
こちらの組み合わせも悪くはないけど、前者の方が個人的には統一感がある気がして好きです。
前玉側から見ます。
JJCは単純な円柱の底のような隅の形状ですが、F-Fotoは奥の角が斜めになっています。JJCはよりフラットな印象、F-Fotoの方がやや複雑なデザインに見えます。
また、写真では少しわかりにくいですがJJCはマットな塗装で反射が少なめです。一方でF-Fotoは相対的には反射が多そうなつるつるに近い塗装でした。ただ、塗装そのもののクオリティで言うと、JJCはフードの角に若干塗装剥がれがあったりしましたが、F-Fotoの塗装はとても奇麗でした。
ロゴ・型番の見え方
最初にお見せした型番等の表記部分は側面マウント側から覗くと見えますが、どちらもそこまで目立ちません。またレンズにも各所に入っている文字に対して統一感が全然ないということもありません。
私はこの手の安いフードの場合、テープを貼ってしまうかマジックで塗りつぶして目立たなくしてしまう場合もあります。安いので躊躇なくできるのはいいです。
Zfc装着時
最後にZfcにそれぞれの組み合わせ4パターンで装着した写真を掲載して終わります。
フード選びの参考になれば幸いです。
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