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福島の原子力災害伝承館へ行ったエピソード~岩手との大きな違い~
ちきりんさんの影響で
11月末に福島県の沿岸へ行ってきました。
行ってみた感想としては
『2022年の今だからこそ
行っておいて良かった』に尽きます。
行って感じたことを3つ
つらつらとまとめてみました。
①改めて福島県の原子力災害について知れた
![](https://assets.st-note.com/img/1670295214272-wIhElmKGzB.jpg?width=1200)
震災から12年が経とうとしています。
当時のニュースになってたことが
歳月が流れて
結果がどうなったか知ることができました。
私がとくに
再認識したことを3つにまとめます。
その1:なぜあの場所に原子力発電所ができたのか
福島の沿岸は
資源もなく貧しい土地柄
↓
高度経済成長期のあおりから、
1960年代後半に原子力発電所の開発がすすむ
開発当時1960年後半の
未来への希望が満ち満ちた映像が
流れていました。
まさか40年後にこのような事態とは
誰もが予想しなかったでしょう。
いろんな想像が膨らむ
何とも言えない映像でした。
その2:福島沿岸に2つの原子力発電所があって、1つが大災害を引き起こした
私の無知がバレるのですが
福島には2つ原発がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1669942591437-40v1GzH8fJ.png?width=1200)
そのうち第一原発が災害を引き起こし
第二原発は総動員して何とか食い止めた。
![](https://assets.st-note.com/img/1669943483551-eBiOetMQ3I.png?width=1200)
当時の裏話を
リアルな展示で学ぶことができます。
その3:災害当日の風向きがたまたま北西⇒その方角が線量が高い
これは諸説あるようですが
当日の風向きがそのまま
線量が高い地域となってしまったようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1669942737481-tf1Sj30k6l.png?width=1200)
②岩手県沿岸との強烈なギャップ
今回、福島沿岸に行った理由は
6月に岩手県沿岸に行ってたから。
ちきりんさんも偶然
三陸と福島沿岸を視察したと知り
私もせっかくなら
岩手と福島の違いを感じたい!
と思い、行動に移しました。
ちきりんさんの影響だけでなく
何かが自分の中で引っかかるものがあって
どうしても今年中に
福島沿岸も見ておきたかったです。
一番のギャップは
岩手沿岸は、震災インフラが整っている
→災害遺構がアミューズメント化
福島沿岸は人がいない
→10年間置き去りにされて
これからようやく立て直す
岩手には人がいて
震災遺構のまわりに飲食店がならび
震災伝承館は商業施設化。
一方の福島には人がいなく
かつて家があった場所は更地に。
この違いが最大の違い。
ぞっとした写真
![](https://assets.st-note.com/img/1669945118620-Dvzb6ABNJx.png?width=1200)
この写真をみて
なぜかゾッとしてしまいました。
復興して凄いという感情ではなく
人の欲深さを感じて
怖いなと思ってしまいました。
③期間困難区域にランチおば様の、ありふれた光景
![](https://assets.st-note.com/img/1669944185913-VaRE9EocGi.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1669943699601-bvHvl0wGLN.png?width=1200)
施設を見学したあと
ランチに行きました。
今回行った施設は
帰還困難区域ではあるものの
人が住んでOKなスポットが存在します。
そんな帰還困難区域のランチのお店に
元気なおば様の声が響いていて
町は物寂しいのに
おば様の元気さは健在。
頼もしく感じましたし
どんな場所にも
会話があるだけで明るいと
率直に思いました。
ギャラリー
![](https://assets.st-note.com/img/1670291947587-OWKSrtP27f.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1670291969114-7EUFxHaAxM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1670291990669-l0AW0n84sV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1670292039838-Mbz32Dzulz.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1670292089036-34ndoPfrEM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1670292145592-hBJ6CKblTy.jpg?width=1200)
むすびに
学んだこと・感じたことが多い
福島沿岸の見学でした。
でも、やっぱり一番は
『2022年の今だからこそ
行っておいて良かった』
という感情が大きいです。
学生時代に東日本大震災の現場を
わりと直ぐ視察していて。
卒業してからずーっと心のどこかに
引っかかっていました。
それを、10年ごしに岩手と福島の
現状を見て感じ取れて。
私自身も、大学生から社会人、結婚して
自分とは違う世界を見る
余裕が生まれました。
これからは、余力をすこしでも
社会に貢献していきたいです。
来年も変わらず
自分の感覚を大事に生きていきたいな。
震災のあった地域が
もっともっと前進することを願います。
ご覧いただき
ありがとうございました!
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