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『84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと』 辻仁成

とても素晴らしいお母様✨人とは、人生とは、生きるとは…些細な日常な出来事について、幼い子供にわかりやすく教えるのは、根気もいるし豊かな心がないと出来ないことだと思います。それをずっとされていたのはすごいこと。だからこそ、仁成さんの才能が花開いたのだろう🌸

あったかいミルクティーでも飲みながらゆっくりお読み下さい📖

本文より……

幸せだと思えることが、幸せになる一番の方法なんだ。自分は不幸だと思い続けていたら、幸せは近寄らないよ。ひとなり、欲張らず、高いところばかり見上げてないで、足もとのことや家族の小さな幸せを喜べる。日々を生きなさい。幸せが幸せを招くんだからね。

ひとなり。人生はだましだまし行け。真面目過ぎると疲れて続かん。不真面目はいかんたい。たまに真剣に、たまには逃げてもよか。身体やこころと相談しながら、だましだましったい。一生は長か。つねに全力疾走はいけん。よかか。辛か時はだましだましやりんしゃい。

ひとなり。どんな人間にも親はいる。当たり前だが、それを忘れるな。みんなかつてはお母さんとへその緒で繋がっていた赤ん坊だった。当たり前のことだが、それだけは忘れるな。誰かと向き合う時、その人たちにも先祖がいるのだ、と思い出せ。


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