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VRide!で最前を譲る行為の意図について。

皆様こんばんは。
只今、えのぐ主催の対バンライブイベント「VRide! 」終わりで心地よい疲れの中この記事を書いています。
これからVRide!に来ようと興味を持っている方・推しを応援したいと思っている方に読んで頂きたいな〜と思います。

VRide!そのものの紹介はこの記事では省略させていただきます。
(もう色んなところで成り立ちなど詳しいことはえのぐ本人達が語っていますので)

『最前を譲る声がけについて』

さて、VRide!では転換中「⚪︎⚪︎のファンの方前どうぞ〜」と次の出演者のファンに最前にくる様お声がけするのが通例となっています。
出演者さん・ファンの皆様にも「非常に良い文化、温かい現場だ」と受け入れていただけている様で「本当にやって良かったな」と思っています。
vol.1から一緒に場所交換に協力してくれているえのぐみの皆様も本当にありがとうございます。
皆様のお力添え無しにはあの様な文化は浸透しなかったと思います。

そもそも「最前を譲り合う」という文化は、アイドルのスタンディングライブではなかなかないです。
整理番号順に会場に入り、自分の観たい場所を取る為に皆が動いています。
その為に「開場時間」前から待機するのはもちろん、自分の目当てまでその場所を奪われない様離れないという努力も必要で、とりわけ「最前」を取るというのはなかなかにハードルが高いものです。
そこまでして確保した「最前」へ私が誘導を始めた意図は、大きく分けて
①観客側の満足度の為
②出演者への応援を届けるのは誰の役目なのか?

2つの理由があります。

①観客側の満足度の為


これは現在自主的に誘導の声掛けを手伝ってくれてている方が意図している事と同じかと思います。

元々えのぐはVRアイドルとしていわゆるバーチャルの表現者との共演だけでなく、リアルアイドルとの対バンも幾度となく行ってきました。
その中で、地下ドル界隈に蔓延る慣習として、
「最前管理」
と言われる人達の存在があります。
(最前管理の意味はおおよそ想像つくと思いますので、ここでは説明を省きます)
最前管理のライブ観戦マナーに関しては地下ドル界隈では古くから語られて来ました。
かくいうえのぐも、最前管理に前を占領され、携帯をずっと弄ってライブを観てすら貰えなかった経験は多々あります。

そういった経験を経て、対バンライブに良く参加するえのぐみの共通認識として「自分達は最前にはファンを誘導してあげよう」「ファンには気持ちよくライブを観てもらいたい」という意識が芽生えていったのです。

要するに「現地ライブの楽しさを知って、1人でも多くの人がまたライブに足を運んで貰いたいと思っている」ということですね。

②出演者への応援を届けるのは誰の役目なのか?

これが、本記事で筆者が一番伝えたい事です。
なのでかなり暑苦しい&長いです汗

これまでも活動者さんにとっては、VRide!が「初のリアルライブ」という事が実際沢山ありました。

人生初のライブってめちゃくちゃ緊張するんですよ。
それも100人以上の知らない人の前で歌ったり演奏したりするんです。
よっぽど場数を踏んでいないと、立つ事自体躊躇してしまうかもしれません。
(現に出演者の中にそう語る人もいました)

それでも。
自分の実現したい未来の為。
いつも応援してくれるファンに直接歌を・音楽を届けたい。

それぞれ目的の為に、勇気を出してVRide!に応募してくれた訳です。

そう決意してみたものの、やはり出番前には色んな不安が押し寄せてくるんです。
「自分の歌で盛り上がってくれなかったらどうしよう?」とか「私のお客さん来てくれるかな?」とか、考え出したら押し潰されそうなくらいに。

それでもステージに立つんです。

では、そんな状況の置かれている推しを一番応援してあげなければいけないのは誰なのか?
いつも見ているファンですよね。
誰の応援がその子の力になるか?
いつも見ているファンの応援なんです。
救えるのはあなたしかいないんです

「ファンからの応援」って出演者にとってとてつもない力を与えてくれるんですよね。
パフォーマンスにもめちゃくちゃ影響出ますし、何よりライブに出ている事を楽しめる様になるんです。
あなたの応援一つで。

「でも現地のライブに来たは良いけど、応援の仕方が分からない…」
安心してください。
それなら我々が一緒に応援します。

「でも前に出るのは恥ずかしい…」
確かにそうですよね。
ここまで自分の為に時間とお金を使って来てくれている。
それだけでも勿論嬉しいんです。
でも、推しだって不安を乗り越えてステージに立ってるんです。
その姿はファンとして誇らしいですよね?
それはあなただって同じ事です。
あなたが怖くても勇気を出して前に来て自分の事を全力で応援してくれる。
そんな嬉しい事はないですよね?

「好きなものを全力で応援する」
これって何も恥ずかしい事じゃないし、寧ろカッコいいと思います。

これは決して「えのぐみの応援」じゃ味わえないんです。
勿論えのぐみも盛り上がるに越した事はないですが、その中心に居るのは「出演者のファン」であるべきなんです。
何故なら、次に推しが出るステージが、VRide!の様に温かい空気とは限りませんし、そもそもそこに大半のえのぐみは居ないでしょう。
そんな時に「VRide!で自分が1人でも推しを最前で応援して盛り上げた」という経験がきっと生きてくるはずです。
その為の練習の場こそが「VRide!」だと思っています。

だからほんの少し「小さな勇気」を出して前に来て応援をしてみましょう。
あなたが感じていた高い壁は、決して壁なんかじゃなく。
「扉」である事に気付ける筈です。

一緒に前で好きなものを全力で好きだと叫びましょう。
めちゃくちゃ気持ち良いですよ!

長くはなりましたが。
これが筆者が最前を譲る意図です。
これを読んで、1人でも多くの方が、自分の推しの出番の時に最前に来て「好き」を全力で叫んでくれる事を願っています。

P.S.最前を譲っている人はあくまで「善意」で譲ってくれています。
本当はその方も最前で観たいけど上記の様な理由で譲ってくれていることも多々あります。
譲ってくれる事を当たり前だと思わず、譲ってくれた相手には必ず一言「ありがとう」と伝えましょう。


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