ドイツ語学習

私のドイツ語学習を振り返ってみる。

あくまで個人的感想なので、参考になる人がいるかどうか分からないが、書いてみる。

ドイツ語との出会い

私のドイツ語との出会いは、小学校高学年までさかのぼる。ピアノを習っていたが、小学校高学年になったころ、4年生か5年生くらいのときに、「ドレミ・・・」のことを「C(ツェー)D(デー)E(エー)・・・」と言い始めた。また、ハ長調のことをC dur、イ短調のことをa mollということなどを知った。私にとって初めての外国語はドイツ語だった。といっても、ドイツ語の日常会話を習ったのではない。それでも、初めての外国語ということで、ワクワクして覚えた。中学、高校でもドイツ語を使うのは、ドレミと調性の時だけだった。

第二外国語はドイツ語

大学に入学したら、ロシア語がなかったため、ドイツ語、フランス語、韓国語、中国語の中からドイツ語を選択した。

ドイツ語初級という科目を1年だけ履修した。

その時に使った教科書はこれだった。カラーで分かりやすい。

現在は、時代に合わせて改訂が行われて、次のようなものになっているらしい。

外国語の専門家になるわけでもないため、卒業に必要な最低限な単位の取得ということで、1年間ドイツ語を履修しただけだった。

辞書は、早稲田大学の政経を卒業したいとこが使ったものをそのままもらった。

独和辞典


和独辞典

実際の2冊の辞書は、独和大辞典の方が大きく、和独辞典の方が小さい。


就職してからのドイツ語 トレーニングペーパーを購入

その後、ドイツ語とはまったく関係ない仕事に就いた。私の職場の福利厚生が充実していて、1年間に2万円まで自己啓発に使った本代を支給してくれるということを先輩から聞いた。(その後、蓮舫さんの仕分けによって、現在はこの福利厚生はなくなった。)実質2万円分の本を無料で買えるとは、ものすごい福利厚生。(確か、毎月800円くらいお給料から福利厚生分で引かれていたから、賞味1万円くらいになる。)これを使わない手はないと思った。

東京は大きい本屋さんがたくさんある。大学生の時に、八重洲ブックセンターの中に入ってあまりの大きさに驚いたことをよく覚えている。

しかも、八重洲ブックセンターだけでなく、三省堂、紀伊国屋書店、ジュンク堂、リブロ、丸善と大きな本屋さんが東京にはたくさんある。今みたいにネット時代でなかったため、本を買えることが私は嬉しかった。

紀伊国屋書店に出かけ、本を物色。安い本をちまちま買ってもいいが、高いものをドカンと買ってしまってもいいと思い、思いついたのが、ドイツ語関係の本。大きい書店だから、ドイツ語と言ってもたくさんの種類がある。手に取って次の3冊を買った。

ドイツ語単語


ドイツ語文法1


ドイツ語文法2

しかし、単語量は豊富だったが、仕事が忙しく、CDを聞き流すくらいしか使えなかった。


この教材はほどんど使わないうちに数年が過ぎた。


これはおすすめ! 超右脳つぶやきドイツ語トレーニング

池袋のリブロ(現在の三省堂)の本屋さんに立ち寄った時に、目に入ったのが「超右脳つぶやきドイツ語トレーニング」。

「超右脳って何?」と興味津々と立ち読み。2倍速、4倍速CD付き。これは、もしかして、ドイツ語を音楽のように聴いたらいいのかな?私は、音楽であれば、聴いているうちに音を覚えてしまうから、それと同じかな?などと思いつつ、そのまま購入。

七田式ドイツ語

家に帰って、早速CDを聴いた。4倍速なんて、一瞬で何を言っているか全く分からなかった。それでも、ひたすら聞き流す。しばらくして、2倍速にしたら、案外聞き取れる。標準速度は余裕で聞き取れる。いつの間にか聞き取りは得意になっていた。

そして、3回オーストリア旅行へ行った。まだまだドイツ語を話すのは難しいが、相手が話すドイツ語は聞き取れた。

聞き取りを強化したいなら、「超右脳つぶやきドイツ語トレーニング」はおすすめ。しかし、私は、ピアノを習っていて音感があったから、より効果が出たのかもしれない。


ドイツ語検定というものを知る 5級、4級

本屋さんで立ち読みをしていると、ドイツ語検定なるものがあることを知る。しかも、私の家から、徒歩圏内の大学で受験ができることも分かった。わざわざ電車で行かなくていいのなら、気楽に受けられる。さらに、併願ができるようで、これなら、1日で5級と4級を一気に受けられる。受験料も少し値引きになる。

ということで、5級と4級を1日で一気に受けることにした。使った問題集は次のもの。

今までの積み重ねがあると言えども、このテキストを28日前から通勤電車の往復で読むことにした。

ちなみに、電車の乗車時間は片道7分のみ。往復で14分。本当にこれだけの対策時間だった。行きは、5級の対策本を読み、帰りは4級の対策本を読むといった感じ。

このテキストは1日分がとても分かりやすくまとめてあり、それを理解していけば合格できるようになっている。

独検5級


独検4級

そして、5級と4級は、難なく合格。

この単語帳は、2級レベルまで使える。

独検単語


ドイツ語検定 3級、2級

次は11月。3級と2級を受けようとすぐに対策問題集を買った。2級も同じシリーズが良かったが、私が受験した2011年当時は、3級までしかこのシリーズは出ていなかった。現在は2級まで第三書房のシリーズが出ているから、それを使うのがおすすめ。

独検3級

私が2級受験で使ったのはこちら。これも30日でうまくまとまっているが、私は第三書房の方が好きだった。


独検2級

そして、3級と2級も5級と4級同様に、通勤電車内にこの対策問題集を読んだだけで合格した。2級合格は、聞き取りがほとんど満点だったのが、功を奏した。聞き取りは、「超右脳つぶやきトレーニングドイツ語」のおかげだ。


東京大学のテキストはおもしろい

そして、1年後に準1級と1級を併願で受けた。

このレベルになると、読解や聞き取りもかなりの分量になる。そのため、私は、近所の図書館でカフカの原書を借りて読んでいた。知らない単語が出てきても、前後でイメージしたり、分かる単語で内容を読み取ったりしてとにかくトップダウンの読みをしようと心がけた。

聞き取りも、トップダウンの聞き取りができるように、超右脳を引き続き聞きつつ、まとまったドイツ語をたくさん聴きたいと思った。そんな時に、本屋さんで立ち読みしてい見つけたのが東京大学が使っているテキスト。

長文の音読CDがついている。しかも、ドイツ文学などについての話がドイツ語で書かれていて、そのCDだから、聞いていてもものすごく楽しかった。

ドイツ語東大


ドイツ語検定 準1級、1級

準1級はこのほかに過去問も解いた。

独検準1級


1級の対策は、過去問と上記のカフカを読むのとCDをひたすら聞くことをした。

長文読解は満点だったが、準1級と1級合格は難しいと感じたのと、ドイツ語がどうしても必要ではないため、ここまででドイツ語学習を終えることにした。


ゲーテ書房

11月に準1級と1級を受ける前に8月にゲーテ書房へ行けた。ゲーテ書房に行きたいと思っていたが、このお店は平日しか開いていなくてなかなか行けなかった。ゲーテ書房で独検とは違う、ドイツ語圏でも通用する検定試験があることを知った。そちらの検定試験の方が日本のドイツ語検定よりも難しい。しかし、この検定試験は平日にしているため、受けることはできないと分かった。

ゲーテ書房で独露辞典を見つけ、それを購入した。2012年の話である。

独露辞典

その後、2016年にゲーテ書房は倒産していたらしい。(知らなかった)


ドイツ語で手帳

もうすでにドイツ語を学習していなかったが次のような本も見つけた。

ドイツ語手帳

ドイツ語以外もフランス語や英語などもあるが、ロシア語はない。それならと、日本語からドイツ語、そして、ロシア語バージョンを自分で作ってみた。

日本にいるときは、手帳や仕事の極秘メモなどは、結構ロシア語で書いていた。ロシア語を読める日本人は私の職場にはいなかったため、かなり暗号となった。検定とか関係なく、手帳や日記を書いてみると楽しみながらできる。

ということで、私のドイツ語学習はこんな感じ。


まとめ

おすすめは、

・超右脳つぶやきドイツ語トレーニング

・第三書房の独検対策の問題集5級から2級

・東京大学のドイツ語教科書           である。


私が受験をしたのは、もうだいぶ前だから、現在は、もっといいテキストが出ているかもしれない。そして、現在はドイツ語をまったく使わないため、だいぶ忘れてしまった。


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