私のハノン

6月から真面目に弾き始めたピアノ。

賛否両論あると思うが、私は、ハノン必須の人間である。

ハノンに出会ったのは、中学2年の時。当時は剣道部でピアノなんてほとんど弾いていなかった。ハノンは初見で何とかなるため、真面目に練習していなかった。当時のピアノの先生には、次の写真のような変奏でリズム練習をよくするように言われていた。

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しかし、剣道で忙しくてピアノの時間なんてほとんどなかったから、当時の私はこの練習を完全無視。そのまま、高校3年までこれを活用することはなかった。

高校3年の時に、とりあえず、ハノンがすべて終わり、最後に書いてあるあとがきも読んだ。

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毎日この本を1度弾くことは大げさなことではないと書いてある。高校卒業当時の私は大げさに感じた。そのため、半分の1番から31番まで位しか毎日弾いていなかった。楽譜をめくるのがめんどくさくなった私は、五線に簡単に書いた。

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大学に入学したら、大学の先生の初めてのレッスンはハノンだった。大学の先生は、1番から31番までの部分を1日目は1番、2日目は2番、3日目は3番…というように練習すると1か月で1周すると言われた。そして、22の変奏も弾くように言われた。ピアノを弾きたくて入った大学だったため、中学の時と違って、時間はたっぷりある。そして、やる気もある。今回は、言われた通りに、真面目に真剣に練習した。

その後、ハノンのあとがきにあった毎日1度すべてを弾くというものにも挑戦したいと思い始めた。そこで、予備練習みたいなものはちょっと飛ばして、必要だなと思うものを32番以降も取り入れ、毎朝弾くようにした。だいたい1時間ほどの日課となった。朝のうちにハノンを一通り弾いておけば、授業の後、いきなり曲を練習しても指は動く。逆に、朝のうちにハノンを弾いておかないと、指が動きにくいとも感じた。

大学4年の卒業試験の朝、いつものようにハノンを弾く時間をうまくとり切れなかった。そのまま、本番になり、成績は良かったが、自分の中で納得のいかない演奏になった。このときに、ハノンは必須だと思った。


2020年、半年ほどさぼった私のピアノ。この状態でいきなり曲を弾いたら、危険すぎる。中学3年の時に腱鞘炎になっているから、なおさらである。

別にコンサート予定とかもないし、じっくりゆっくりピアノを弾く身体を取り戻すことから始めようと思った。

そう思ったのが、6月1日。

1日スタートだといろいろ便利。しかも、月曜日スタート。

とりあえず、ハノンは、大学の時の先生方式で、1日目に1番、2日目に2番というように22の変奏でゆっくりスタートすることにした。

31番まで一通り終わった7月には、昔のように、1冊丸ごと弾くこともできると思う。

また、大学院の時の先生に、筋力が足らないと言われて、腕立て伏せを毎日20回か30回するように言われた。中学の剣道部時代だったら、余裕だった腕立て伏せ30回。しかし、大学院時代は10回が限度だった。

そして、コロナ自粛後の現在、体重は増え、筋力は衰え、なんと腕立て伏せどころではなく、腕立て伏せをする姿勢になるだけでやっとだった。

本当に筋力のなさに唖然。

それも6月1日だったから、1日目に1回、2日目に2回というように数を増やして行って、30日目に30回にしようと思い、現在順調に進んでいる。

17日もしてきたら、腕立て伏せ17回は難なくできるようになった。これでいけば、30日には30回できるようになると思う。

まずは、ハノンと腕立て伏せ。その後は、徐々に弾きたい曲を増やしていく予定。

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