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寝台列車 ベロモルスクからムールマンスクまで

夜12時近い出発なので、駅は真っ暗。

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23時58分にベロモルスクを出発し、北極圏のムールマンスクに着くのは、翌日の11時55分。12時間くらい乗る。

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添乗員さんと一緒の部屋だったのだが、二人で鍵を閉めて寝たと思っていたのに、朝起きたら、開いていたという。閉めたつもりが開いたまま寝ていたようだ。すぐに、貴重品を確認したが、2人とも無事だった。

朝食はこんな感じ。

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国鉄のカップで紅茶。優雅に飲んでいたこの時までは良かった。

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到着時刻が近づいてきたから、片づけをしていて、私はお弁当の箱を捨てに行った。ゴミ箱に捨てた時に、金属の音がして、何だろうと思った。

その後、車掌さんが来て、ティーカップを回収に来た。その時に、「スプーンがない」と言い出した。添乗員さんが、お弁当の箱の下に置いていたと言い出し、先ほどの金属音はスプーンだったことに気づいた。添乗員さんが、スプーンのお金を払うからと渡そうとしたが、「Нет!(いいえ)」と言われた。ゴミ箱に捨てたことを伝えたら、車掌さんは、ごみ袋をあさりだし、スプーンを見つけた。それで、何とかなったが、鉄道の備品はお金では弁償できないと分かった。


ムールマンスク駅に着き、喜んで写真を撮っていた私。

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その後、体験したことは、後日書く。かなり強烈な体験だった。

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