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【悲報】ほぼ毎月通ううちに気づいたこと

現在、ロシアに住んでいる日本人は900人くらいだそうだ。
今回は、その900人の中でも、私にしか書けない内容を書くことにした。

無料博物館週間のイベントに真面目に通っている私。
特に、雪がない時期は行きやすいから、3月からせっせと無料公開日に博物館に出かけた。
その中でも、見るところがたくさんあるコローメンスコエには、毎月通っていた。

それで、8月に写真を撮った時に、残念なことに気づいた。
これが8月の写真。

2023年8月

天気もよく、世界遺産の教会もきれいで、なんの問題もないと思う。

これでは、分からないと思うので、残念な部分を拡大した写真がこちら。

2023年8月

一言でいうと、景観が損なわれたのだ。

何のことかよく分からないと思うので、6年前から、順に写真を載せてみる。

2017年6月

青い屋根の教会の前に広がる緑の量に注目していただきたい。現在と違って、こんなにも緑があったのだ。

比較しやすいように、2023年8月の写真をもう一度載せる。

2023年8月

2017年6月には、教会の前に緑の木々がたくさんあった。拡大してみると、教会の手前に砂利みたいな山が見えるから、私が気づいていなかっただけで、すでに、6年前から破壊は始まっていたようだ。

2017年6月

2018年10月。
黄金の秋の頃の写真。

2018年10月

木々の葉が変わっているが、2018年10月も青い屋根の教会の前に木々がたくさんある。

2018年10月

この時、コローメンスコエで中国人に間違えられ、ひどい中国人差別を体験した。
コロナ前は、コローメンスコエに中国人観光客がたくさん来ていたのだ。今は来ていない。
団体で来る中国人観光客はロシア語が分からないから、平気なのかもしれないが、中国人に間違えられ、ロシア語が分からないと思って、始まった悪口の数々にびっくりするほどだった。
いつもは、「中国人でなく、日本人だ」と言うと、急に態度が変わる人が多いのだが、この時は、あえて訂正しなかった。そのため、日々中国人観光客はこんな風に思われて、いろいろ言われているのだと分かった。
そんなわけで、コローメンスコエの想い出は嫌な思い出に塗り替えられたため、その後、積極的に行かなかった。

さらに、2020年にパンデミックが始まったので、なおさら行かなかった。

2022年7月に無料博物館週間のイベントが再び始まり、あちこち出かけ始めた。
パンデミック中に無料博物館もなくなり、博物館へ行くには、QRコードが必要(ワクチン接種後1年有効、コロナになって半年有効、PCR検査をして72時間有効のどれか)になった時期があり、ワクチンを打っていなくて、当時コロナになっていなかった私は、まったく博物館へ行かなくなっていた。パンデミック終了後、無料博物館週間が再開したら、いろんなところへ行くのに忙しかった。
そうしているうちに、あっという間に秋になり、冬になった。
秋になると気温も下がるし、天気も悪くなりがちだから、トイレなどを考えると出かけるのを考えてしまい、だいたい冬眠に入る。

そして、3月になり、そろそろ出かけてみるかと思い、2023年3月に、約4年半ぶりにコローメンスコエに行った。
3月は、木々の葉がないから、分かりにくいが、川に近い部分は、まだ木が少し残っている気がするが、木がないところも目立ち始めた。建物も増えている。

2023年3月

2023年4月は、丘の上から写真を撮らず、川沿いから撮ったため、比較しにくいが、川岸に木があるものの、奥は、すかすかな気がする。

2023年4月

2023年5月にも行っているが、丘の上に行かず、写真も撮らなかった。

2023年6月。随分景色が変わったように見える。川沿いにあった木がなくなった。

2023年6月

比較しやすいように、2017年6月の写真を載せる。撮った場所が違うが、教会の周辺に注目していただきたい。

2017年6月

2023年7月には、コローメンスコエに行かず、2023年8月に景観が損なわれたことに気づいた。

2023年8月

今後、ここには、工場が立つ予定で、丘の上からの景色は、がっかりなことになりそうだ。

【8月18日の過去記事】


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