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ロシア連邦の窓

ロシア連邦の郊外を旅行していると、色鮮やかなかわいい木造の家を車窓から見ることがあります。
夫が生まれた家ももちろん木造です。1880年頃建てた家のようです。1880年といったら、まだトルストイやチェーホフ、ラフマニノフなどが生きていた時代です。21世紀の現在でも水道は通っていません。ちなみに、この丸太組の家は、丸太を組んだら、5年寝かせないとなりません。家を建てるのにものすごく時間がかかります。

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義父の家も木造です。こちらの窓枠は装飾がかなり凝っています。義父の父親が自分で家を建てました。義父の父親は大工ではありません。ロシア人は、自分たちで家を建てることが多いです。

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2枚の写真は2,3年前に撮りました。しかし、残念ながら、現在は、この2つの家はもうありません。建て直して出来上がる家は、こういう家ではない予定です。
我が家が特別ではなく、最近は、こういった木造の家がどんどんなくなりつつあるロシア連邦です。

私がロシア旅行に来るたびに見ていたこういう木造の家がだんだん減ってきています。


ロシア人のある写真家は、木造の家々がだんだんなくなっていることに気づきました。そして、何とか保存したいと思い、ロシア中を飛び回り、木造の家の窓の写真を撮っています。
この人のことを2016年12月に初めて知りました。
夫がたまたまこの写真家のカレンダーを見つけて買ってくれたのが始まりです。
2019年12月にあるイベントへ出かけたら、偶然この写真家さんが出店していました。
今年は、コロナでイベントで会うことはできませんが、ホームページで窓の写真を見ることができます。

ロシア語のみのホームページですが、写真を眺めてみてください。



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