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ピスカリョフ墓地

第二次世界大戦で、世界一の犠牲者を出したソビエト連邦。その数は、2660万人と言われている。全人口の13.5%の犠牲者がソビエト連邦だった。ベラルーシは、3人に1人、宇克蘭は5人に1人、露西亜は6人に1人が亡くなった。ベラルーシは、村ごと焼き払われたところもあり、たくさんの村がなくなった。

ソビエトのレニングラード(現在のサンクト・ペテルブルク)は、900日の封鎖があり、ガス、電気、水道、食料とすべてが無くなった。冬は氷点下の極寒の中大勢の犠牲者が出た。

ペテルブルクにあるピスカリョフ墓地には、犠牲者が眠っている。

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そして、レニングラード封鎖900日の博物館も墓地の入り口にある。

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オランダに「アンネの日記」があるが、ソビエトには、「ターニャの日記」がある。ターニャも日記を書いていたが、火に燃やすものが無くなり、日記帳も燃やしたらしく、残っているのは、住所録に書かれたこのメモ。

「〇年〇月〇日に、○○が亡くなった」と書いてある。そして、「みんな亡くなった。残ったのはターニャ一人」。

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「ターニャの日記」は、早乙女勝元さんが児童文学として書いている。絵を描いた矢崎芳則さんは、私の小学校の同級生のおじさん。早乙女さんと矢崎さんがソビエトへ取材に行き、この本を書いた。図書館や古本などで読むことができる。

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