見出し画像

業績は運に左右される?

漸く、会計監査も終了し、今月の取締役会で2021年度決算について可決承認される予定まで来ました。

毎年毎年、経理部隊は大変です。お疲れ様でした。

当社は、2社の子会社です。
2021年6月の株主総会にて、A社より出向している私は、社長を降りて代表権のある会長に就任しました。
新たにB社より出向してきた方が、代表権のある社長に就任しました。

社長だった4年間は、右肩上がり。
一方、今年は、無残な、ずたずたです。

彼が、何かをしでかしたわけでもありません。

すべて、外部環境の悪化です。

2020年度は、コロナの影響をもろに受けましたが、コスト削減がうまくいって利益面では悪くありませんでした。

しかし、2021年度は、ガス・電気の価格上昇スピードが速く、販売単価見直しや製造コスト削減が追いつきませんでした。

会長「この決算は、しかたないですね。」

社長「不徳極みです。申し訳ありません…」

会長「外部環境ですから、しかたないと申し上げたまでです。」

社長「実は、私が異動する先はいつも悪化するんです…」

会長「え?どういうこと?」

社長「業績の良い部署に異動すると、私が何かをしたわけでもないのに悪化するのです。何故でしょう?」

こういう人いるんですよね(汗)
逆パターンの人もいます。私なんですがね(苦笑)。

これって、ツキとか運とかの問題なんでしょうか?

例えば、業績の悪いところがあったとしましょう。
そこの責任者は必死にあらゆる手を打つでしょう。
でも、結果が出ない。

よし、人を変えよう!
新任の責任者は、何もしていないのに、たまたま前任者の打ち手の効果がでてきて業績が上昇した。
これ、ラッキーパターンですよね。
でも、ここで、「私の業績です!」って言ってしまうと運がつきるようですよ。
その後、下降線をたどり、左遷されたケースを何度も見てきました(苦笑)。
ご注意くださいまし。

逆に、絶好調の部署は、絶好調が続くこともないので、たまたま異動した時に、ピークを過ぎたというもありえます。

そう考えると、運不運はありそうです。

私の異動は、ほぼ毎回、「業績の悪いところを立て直してこい!」とミッションを与えられるので、ラッキーパターンが多かったのだと思います。

しかし、何もしないと悪化するのは明白で、ラッキーパターンも長くは続きません。

会長「社長、ここまで悪化したなら、あとは上がるだけです。どうすれば上昇加速するのか、一緒に考えて実行していきましょう。」

社長「ありがとうございます。貧乏神と言われないようようがんばります。」

ん~ そういうことじゃぁないんだよなぁ…

本当の貧乏神かもしれない…
くわばらくわばら…



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?