国語の教科書:形

図書館で、来年度の小学生、中学生の教科書が閲覧できる。小学6年の国語には、イースター島の自然破壊と食糧難の話が載っていた。私の勝手な推察である、モアイが海に背を向けている理由はもちろん書いてなかった。次に、中学3年の国語:東京書籍を覗いてみた。巻頭文は菊池寛の「形」であった。菊池寛は好きな文学者だが読んでない短編だ。わずか4ページ。勇猛で恐れられていた武将が、自分の特別な鎧兜を人に貸し、普通の鎧兜で戦に臨んだ為に、雑兵にいとも簡単に討たれてしまう。実力以上に、外観、印象、肩書=形が自分を実力以上に盛っていた、あるいは外観・印象には影響力を持つという教訓だ。私はRealで勝負したい。中身が自ずから外観に現れるよう、中身を鍛え内外一致を目指す。
脇道にそれたが、教科書の質は高いというのが感想で、小中学生がこの素晴らしい教科書で学んで、考え、明るく独り立ちしていって欲しいな。


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