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「登壇初心者練習会」を4社合同で開催しました!

こんにちは。UXチームのしーなです。ご無沙汰しております。
今日は弊社メンバーが参加した「登壇初心者練習会」という勉強会についてお伝えしたいと思います。

「登壇初心者練習会」とは?

今年の6月、有志メンバーの働きかけにより、4社合同のクローズド勉強会が開催されました👏

その名も「登壇初心者練習会」。

「『登壇が(ほぼ)初めての人』に話してもらう機会を作り、みんなでそれを聞いて讃えあうことで、登壇することが好きになってもらえたらいいな!」という思いが込められた企画です。優しさが溢れる素敵な企画ですね💕

参加した企業はこちらの4社、合計7名が登壇しました。

合同勉強会の参加企業4社のロゴ

弊社kubellからも「Chatwork」のプロダクトを担当しているデザイナーとリサーチャーの2名が登壇しました🎉


kubellメンバーの登壇内容

「デザイン基盤チームの一員としてUX方針を作成している話」

登壇者:「Chatwork」 UXデザイナー 長村一樹さん

長村さんの自己紹介

トップバッターは、「Chatwork」のUXデザイナーとして、デザイン基盤チームの活動に参加している長村さん(ながむー)。

デザインシステムの策定や運用をするイメージが強い、デザイン基盤チームの活動。
そんなデザイン基盤のチームの一員に、「UXデザイナーとしてどんな役割で参加しているか」を紹介してくれました。

実は弊社の「デザイン基盤チーム」の役割は、エンジニアと一緒にトークンやアセットを整備するだけではありません。

「Chatwork」はサービス提供開始から10年以上の歴史の中で、明確なルールがないゆえに、コンポーネントの不整合がどうしても生まれてしまうことがあります。

この不整合を防止して一貫した利用体験を目指すために、ユーザビリティ原則などを踏まえたUIの設計方針を策定することも、デザイン基盤チームの役割です。
このように、デザイナーが迷わずにUI設計するためのUI設計方針を「UX方針」と呼び、UXデザイナーが中心となって策定を進めています。

UX方針とUIの関係性




「示唆に富むインタビューとは?」

登壇者:「Chatwork」のUXリサーチャー 信澤健太さん

信澤さんの自己紹介

トリを務めたのは、「Chatwork」のUXリサーチャーの信澤さん。

インタビュー実施後「すでにわかっていたことしか聞けなかった…」という事態が防げるよう、どのような姿勢で望むべきか、どんなことができるかを紹介してくれました。

巷では、「ユーザーが何を欲しいと言ったのかの意見」ではなく「実際にどんな行動を取ったか」に注目するべきと耳にします。

とは言っても、ユーザーが自身の経験(行動)について語るとき、話す相手や状況によって話すことが変化する可能性は十分にあります

ユーザーが話すことが必ずしも「事実」であるとは限らないということを理解し、話の背後にある意図や感情・状況を理解することが重要です。質問の仕方や状況によって回答が変わる可能性があることにも十分に注意し、その影響を最小限に抑えるための工夫をする必要があります。

そのためには、具体的なエピソードを引き出し、さらに掘り下げるために質問を用意したり、相手を尊重する姿勢を示し、建前ではなく本音を回答してもらえるようにする問いかけの作法があります。

さらにジャーナリストの取材スタイルによる示唆として下記があげられます。

  • 事前に、ユーザーの事業所を取り巻く状況やプロダクト導入・利用の経緯など、多角的に情報を集めておく

  • 質問者の意見を押し付けるのではなく、異なる視点から質問や反論し、本音を引き出す

  • 答えづらいことでも直球の質問で相手に向き合う真摯な姿勢を示す

ユーザーは、自身が求めていることを完全に理解できているわけではないため、無意識を引き出すための調査手法も活用することで、示唆に富んだインタビューが実施できるのではないでしょうか。



お二人とも、今回が初めての登壇とは感じさせない、とてもリラックスした発表でした。お疲れ様でした!

発表終了後のオンライン懇親会でも、発表内容について意見交換が盛り上がったようです👏


勉強会の雰囲気

最後に、和やかな雰囲気で開催されたこの勉強会。
会を盛り上げる工夫がさりげなく散りばめられていたのでご紹介します!

まずは実施会場。
オンライン実施ということで、「MetaLife」というバーチャルスペースが会場として選ばれました。

ツールの使い方の説明や、積極的な感想・質問のコメント投稿を呼びかけてくださり、安心・安全な場づくりが徹底されていました。

バーチャル会場の様子

そして、オープニングは素敵なイラストでスタート!

オープニングスライド

運営メンバーの声掛けもあり、コメント欄は常に、温かいメッセージや称賛の絵文字、登壇者への質問で溢れていました。

温かいメッセージや称賛が流れるコメント欄


終始このような和やかな雰囲気で開催され、登壇したメンバーも自信に繋がったのではないかと思います。
企画・運営メンバーのみなさま、素敵な会をありがとうございました!
そして登壇したみなさま、お疲れさまでした!


ブックリスタ、cremaさんのこちらの記事でも、今回の勉強会が取り上げられていますので、ぜひご覧ください😉


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