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夢 ( 第七夜 )

周りにはたくさんの人がいた。
みんな楽しそうに談笑している。

知ってる顔もいくつか見えた。
生きてる人も
既に亡くなった人も。

ふと、足元を見ると蔓が人々を囲むように
上へとくるくる円を描くように伸びて
そして
花を咲かせる。

白やピンクや紫の藤の花。

美しい景色のまま目が覚めれば良かったのに
花を見終わって
それぞれ車で帰って行った。

最後に見たのは
舗装されて無い駐車場に残る車の跡。
ここ、こんなに車停めれる程広かったっけ?
て所で目が覚めた。

起きてすぐ
「なんでそこで終わった……」
てとても残念な気分だ。

だが、亡くなった祖母や祖父の笑顔をまた見られて良かった気もするな。

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