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大槻”KALTA"英宣 First Reunion Quartet at Wonder Wall Yokohama Dec. 18, 2023

このメンバーではじめて演奏したのは2002年のことだそうです。(須藤さん調べ)。それ以来、メンバーそれぞれ様々な場面を経てのreunionということで。
何か、ステージは演奏が始まる前から既に楽しそうです。
こういう時は本当に羨ましくなりますね。

さて、1stセット最初はKaltaさんのお馴染みの作品。
イントロは各人自由にフラグメントを散発的に鳴らすところから。
最初のパートはgでテーマ。
高速パートでのebソロ、須藤さん流石の余裕です。
鈴木さんのギター、1曲目から既に爆裂。凄いです。
2曲目はよしひささんの曲。柔らかなギターのテーマメロディ。
pfのソロ、少し昔の新澤さん味を思い出しました。
3曲目は須藤さんの作品。ebのテーマからちょっとファンキーなブラコン風味といったところでしょうか。gのテーマから、シンプルなリフに乗ってdsソロ、ついでgソロにb+synthのソロ。わくわくな感じですね。
4曲目(今日は各曲ソロパートも長め充実なので曲数は少なめ)はpfソロから。この曲については最初のテーマをどのパートが演奏するのか、割合楽しみです。今日は王道(?)bから。2ndテーマはg。
bソロ強制終了からのgソロでは「朝焼け」引用付き。自由自在ですね。やっぱり演奏者が一番楽しそうです。

2ndセットはよしひささんのこれもお馴染みの作品。個人的にはJazzというとどこか理系的な音楽のような気もするのですが、よしひささんの曲からは、何となく文系的な抒情性みたいなものを感じることが多いです。今日はマルチインストゥルメンタリストとしてではなく、ギター一本での参加。楽しそうな様子が素敵ですね。
2曲目は新澤さんのある種意地悪な作品。今日はイントロの低音リフは右手でスレイベルを鳴らしながらの演奏。新趣向です。
切迫感を表す変拍子からの安心とカタルシスを表すフレーズがいつ聞いても楽しいです。
3曲目は須藤さんの「爽やかな変拍子」。とはいえあまり変拍子感を感じさせない確かに爽やかでスムーズなメロディですね。
セットラストはKaltaさんの曲。かっちりしたリズムにポップなメロディでこれも楽しい(今日はこればっかりですね)演奏。
各パートソロもbとdsの交代など余裕の盛り上がり。
アンコールまで途切れず楽しく素敵な演奏のライブでした。

Info

date:Dec. 18, 2023

place:Wonder Wall Yokohama (日吉)

Personnel:

・大槻”KALTA"英宣 (ds)
・鈴木禎久 (g)
・須藤満 (eb)
・新澤健一郎 (pf, kb)

Set List:

1st.
・Alternator
・Trains
・Smoky Time
・Long Time Ago
2nd.
・Start Practice
・Stomach
・Spring Water
・Shapes
enc.
・It's for You

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