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楽器の感覚(続・孫の手)

孫の手の話を書いたところで、昔FBに書いた記事がちょうど「思い出」に表示されたので転記。

 楽器(ギターやベースなど)を暫く触らなかったら、身体感覚が鈍磨するのを痛感した。昔弾けたフレーズが弾けないとか、そういうことではなくて、身体の延長としての楽器という様態に身体がついていかない。
 具体的に言うと、取り回しの最中にヘッドを壁にぶつけるとか、手を伸ばした位置がペグと微妙にずれてるとか、そういうことだ。
 自分の手ならそう滅多に引っ掛けたりはしないし、頻繁に弾いてるときには楽器が手の延長線上に自然に納まってる感覚がある。

 これでちょっと気になるのが、世にも稀なる非接触の楽器、テルミンなんかはどうなんだろう、ということだ。勝手に想像するに、例えば「この辺りがC」、とかいう感覚が、きっと身体の構え、手の受ける空気感、楽器から来る圧力感みたいなもので「触知」できているのではなかろうか、と。
 こういう感覚って、自動車を運転している時の車幅の感覚とか、バットを持ったときの打点の感覚とか、広く道具を使ってるときの感覚全般にある。実際、脳もそのように、身体の延長としてハンドリングしているというのをどこかで読んだ覚えがある。

 とか小難しいこと言っていないで、たまにはまじめに練習しよう (^^ゞ

 "mimiCopy" が素晴らしく便利だ、という話をしようとして書き出したら曲がってしまった。
(2012年4月12日)

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