【新機能】ChatGPT 「Custom Instruction」で実験してみた
お久しぶりです。ChatGPT部のこーたろーです。
ChatGPT熱も落ち着きつつある中、実は専門家の間ではここからが楽しいところだったりします。
最近の私は利活用技術について日々研究を続けていることろです。併せて、最新技術の情報収集を毎日3時間ずつぐらい行っており、どんどんと発想が湧いてきています。近く、独自サービスとして何か作りたいとも考えています。
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今回は、7月に公開されたChatGPTの新機能である「Custom Instruction」についてちょっとした実験を行っていきます。お楽しみに!
1. はじめに
ChatGPTは、OpenAIによって開発された人工知能言語モデルで、その新機能「Custom Instruction」について詳しく解説します。この機能を使えば、ChatGPTに自分の基本情報や出力結果についての指示を事前に登録しておくことができます。
これにより、ChatGPTは全会話で、その情報と指示を反映させてくれるようになります。つまり、ChatGPTを自分専用のAIアシスタントのようにパーソナライズすることができるということです。
2. ChatGPTの新機能「Custom Instruction」について
2.1 「Custom Instruction」の活用法
「Custom Instruction」の活用法は多岐にわたります。例えば、自分の基本情報を登録することで、ChatGPTはその情報を基にした会話を提供します。また、特定の出力結果についての指示を登録することで、ChatGPTはその指示に従った結果を提供します。これにより、ChatGPTはユーザーのニーズにより密接に対応することが可能となります。
2.2 「Custom Instruction」のメリット
「Custom Instruction」の最大のメリットは、AIのパーソナライズが現実のものとなることです。OpenAIのCEOは、「AIのパーソナライズが現実のものとなる第一歩が踏み出された」と発言しています。時間とともにChatGPTは自分に関する情報を蓄積し、ユーザーがプロンプトを書かずとも、自分に合った返答をすることができるようになるでしょう。
2.3 「Custom Instruction」の将来性
人工知能は事前に取得した情報に基づいて適切な提案や返答を行う時代が来ると思われます。"まるで親友のように身近な存在"として、人間とAIが対話ができる時代が来ようとしているのです。
3. ChatGPTの新機能「Custom Instruction」の使い方
3.1 「Custom Instruction」のアクティベーション
ChatGPTのCustom Instructionを使うには、ChatGPT Plus(有料版)に登録する必要があります。その後、設定を行っていきます。
ChatGPTのプロンプト画面に移動します。その後、アカウントをクリックして、メニューを表示してみましょう。
上図の中の、「Settings &Beta」を選択します。
Settingsの中から「Beta features」を選択します。ここで、「Custom instructions」がアクティブになっていない状態の方は、アクティベートしてくだい。そうすると、先ほどのアカウントメニューが次のように変更されます。これにて、事前のアクティベーションは完了です。
3.2 「Custom Instruction」の設定と実行
それでは、実際に「Custom Instruction」を設定して、実行してみます。先ほどのアカウントメニューを開き、「Custom Instruction」をクリックします。すると、次のような画面が出てきます。
上半分が、自分自身のロール・ペルソナを設定するものです。また、下半分はChatGPTのロール・ペルソナを設定します。もちろん、片方のみを与えることもできます。
今回は、自分自身は「大学生」、ChatGPTを「政治経済に詳しい学者」と設定して質問していきます。設定は、ChatGPTで考えてもらいましょう。
それでは、早速設定してみます。以下のようになりました。
下部にある、「Enabled for new chats」をアクティブにするのを忘れないようにしましょう。「Save」を押したら設定完了です。
「銀行」について説明してもらった結果がこちらになります。何が変わったかは、結構難しいですね。以降で、違いを考えていきたいと思います。
3.3 「Custom Instruction」とロールプレイの比較
先ほどの銀行については、自分自身のロールを「大学生」にしていましたが、もっと小さな子供を設定するとどうなるでしょう。平易な言葉になるのでしょうか。設定から変更していきます。
では、自身のロール・ペルソナを「小学生」に変更して、先ほどと同じ内容を聞いてみましょう。結果はこちらです。
小学生に設定しても、このレベルで回答がきていますね。違いがあるようには感じません。もっと年齢を下げてみます。
実験失敗ですね。変わった感じがありません。
ここで、私が昔からやっていたロールプレイを実行してみます。
Custom Instructionの設定を解除して、プロンプト上で役割を設定します。
こちらの方が、レベルを合わせている感じがありますね。しかし、難しい漢字を使っていたり、レベルを下げ切れている感じはちょっと曖昧ですね。評価がしづらいところではあります。
4. おわりに
ChatGPTの新機能「Custom Instruction」は、AIアシスタントをパーソナライズするための強力なツールです。この機能を活用することで、ChatGPTはユーザーのニーズにより密接に対応することが可能となります。これは、AIのパーソナライズが現実のものとなる第一歩と言えるでしょう。
しかしながら、今回の実験でもわかる通り、使いどころや質問の仕方を工夫しなければ、その効果はあまり得られないかもしれません。
引き続き、Custom Instructionについては、実験を繰り返して、適切な使い方を検討していきたいです。
FAQ
Q1: 「Custom Instruction」はどのように活用できますか?
A1: 「Custom Instruction」は、ChatGPTに自分の基本情報や出力結果についての指示を事前に登録することで活用できます。これにより、ChatGPTは全会話で、その情報と指示を反映させてくれます。
Q2: 「Custom Instruction」のメリットは何ですか?
A2: 「Custom Instruction」の最大のメリットは、AIのパーソナライズが現実のものとなることです。時間とともにChatGPTは自分に関する情報を蓄積し、ユーザーがプロンプトを書かずとも、自分に合った返答をすることができるようになります。
Q3: 「Custom Instruction」の将来性はどうですか?
A3: 人工知能は事前に取得した情報に基づいて適切な提案や返答を行う時代が来ると思われます。"まるで親友のように身近な存在"として、人間とAIが対話ができる時代が来ようとしているのです。
参照リンク
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