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朗報! ITmediaさんに先日のアプリジャパン2023での記事を取り上げて頂きました&ノウハウ共有に関しての想い(ChatGPT部, 大城, 動画解説追加済み)

こんばんは、ChatGPT部(チャットGPT部)、部長の大城です。今日は展示会(アプリジャパン)2日目、ということで幕張メッセ近くのホテルからこちらの記事を書いています。

2日目の展示会も終わり、あとは明日の最終日だな〜と思っていたところ、tiwtterがなんか騒ついていたのでちょっと確認した、というところから本日は始まります。


突然の「突然のご連絡失礼いたします。ITmedia NEWS編集部と申します。」

「お、もしかしたら自分何かやらかしたかしら・・??」と思ったところ、記事化のお知らせでした。おお、ITmediaさん、いつもWebを調べている際はお世話になっております。

(記事化、全く問題ありません・・!)

ヤフーニュースにも転載されてました


ついでに、ヤフーニュースさんにもITmediaさんが記事を提供されているようで、こちらにも載っていました。元ヤフの人間としてはなんか不思議な感覚ですね。


ChatGPT部への影響は?

6月15日21:00現在、20名くらい、noteのフォロワーが増えているようです。明日の朝が楽しみですね。

元の記事など

こちら、後ほど動画での補足も追加しようと思いますが、昨日noteにもまとめましたので資料と併せてご共有いたします。

元のスライドはこちら

とりあえずOpenAI公式のChatGPTを使えばいいよ、企業で困ったらAzureのOpenAI API使ってね、というのが全てですね。
( xxGPT、が増えすぎてこれから調べる人は迷子になっているのを観測しているので、その辺をフォローしたかった感じです。あとnoteableプラグインはやばい。 )

この辺りはまた解説動画でもそのうちUPできればと思っています。

本題:なぜ私が各種ノウハウを共有しているのかというと

ちなみに今日の本題はここからでして、なぜ私がノウハウを公開しているかというと、「いいノウハウはみんなで共有して切磋琢磨しようぜ」というオープンソース系エンジニアの勉強会のノリ・コミュニティ文化のおかげで私はデータサイエンティストとしてご飯が食べられているので、基本的にはそのマインドでなるべく仕事もしたいなと思っている点が1つあります。
(こちらはChatGPT登場以前からの、そもそものスタンス)

で、2つ目が大きいのですが、今回のChatGPT関連に関しては、日本全体としては上手く使いこなせればかなりチャンスだなーとも思っています。失われた30年が60年になる前に、取り返せるかもとも。(下記ツイート参照)

ChatGPT、中長期的な議論はあるにしても短期的には世界のGDP7% (800兆円規模)引き上げるポテンシャルがある、とも言われているのでその10%でも日本勢で稼いでその税金の20兆円で研究開発やら子育てやら介護福祉やらの財源にできるといいのになーと思っているし、うまくやればおそらくできるはず(15%くらいの確率で)

いやまぁ実際、日本が再浮上する確率が15%もあるかというと怪しいのですが、サムアルトマンが日本に肩入れしようとしている現在ならスピード感を持ってやれば800兆円市場の10%〜15%くらいは取れてもおかしくないと思うんですよね。後述する画像処理APIの先行リリース提案なんて、石油の利権みたいなものですし。

画像処理APIのポテンシャルについて

画像処理APIのポテンシャルは1〜2ヶ月前くらいのこちらご参照ください。

以下、参考動画。
もはやここまでくるとテキストすらいらない世界、の可能性があります。

この動画が公開されたのが3/14前後だったと思うので、もう3ヶ月前ですね。その辺りから「これはやばい」と思って本格的にChatGPTに手を出し始めたところはあります。

 ・・・

まぁ、とは言え実際の精度はまだリリースされていないのでわからないですが、例えば現状のGoogleのVisiojn APIでも写真->画像解析->タイトル作成、くらいはできるので、OpenAI社のAIが上記のような処理を実現していても不思議ではないなと思っています。
(というかChatGPT-3.5 & 4の登場が衝撃的すぎて、彼らがいうのであればブラフとは思えない)

参考:GoogleのVision APIを使った実験例

①実験例。私の画像を解析

②タイトル生成をChatGPT-4に依頼

現状、他の既存のAI(Google Vision AI)でもここまでできるので、ChatGPT-4 x マルチモーダル、だとどうなるか、という期待ですね。個人的には精度が十分であれば、エレベータ等の集中監視業務の効率化やオンラインMTGの半自動化、とかも一定できるのではと思っています。あとはアナログ->デジタル化の領域で、例えば手書きアンケートのテキスト起こしですが、ここは多分ChatGPTの電気代より時給1000円でアルバイトを雇ったほうが安い可能性はあります。

日本全体としてのビジネスチャンス:サムアルトマンの来日と、AIチャット君の海外展開

まぁここまでは結局「OpenAI社すごい・・!でもそれだけ・・!」という話なのですが、問題、というかチャンスはサムアルトマンが日本にかなり協力的、ということです。

実際、彼は2ヶ月前には岸田総理にも会っていますし、3日前くらいには慶應義塾大学で学生とトークをしたり、ソフトバンクの孫会長に会ったりしています。

補足:ちなみに慶応義塾大学でのトークの書き起こしはこちら。今は3〜4倍の効率化だが、将来30〜40倍の効率化になってもおかしくない、という発言は(いい意味で)クレイジーだなーと思いました。


これはまぁ欧州の規制論や、日本のAIのためのデータ活用が自由、という(企業での)政治的側面がかなり強いと思いますが、日本にとってはかなりチャンスだと思います。(キャスティングボートを握れるポジション)

で、2ヶ月前の提案で、前述の「画像解析APIの世界先行リリースも検討するよ」とサムアルトマンはおっしゃっているわけです。いや、マジか。

1 日本関連の学習データのウェイト引き上げ
2 政府の公開データなどの分析提供等
3 LLMを用いた学習方法や留意点等についてのノウハウ共有
4 GPT-4の画像解析などの先行機能の提供
5 機微データの国内保全のため仕組みの検討
6 日本におけるOA社のプレゼンス強化
7 日本の若い研究者や学生などへの研修・教育提供

ここの4番ですね。というかこれはもう2ヶ月前の4/10頃のOLD NEWSですが。あと、日本拠点の開設の話などもありますね。


AIチャットくんに学ぶ爆速開発と海外展開のチャンス

ちなみに、少し話は変わりますが3月にChatGPT-3.5のAPIがリリースされて、わずか半日でLINEからChatGPTを活用できる、というサービスをリリースしたのがベンチャー企業のpicon社であり、またそのノウハウを動画で公開したのがCOOの渋谷さんでした。

こちらは3/9の動画。ちなみにAIチャット君は3/1にAPIが公開されてその日にリリース、という爆速開発サービスです。

で、この動画の中であるのですが、「ChatGPTにChatGPTのLINE botの作り方を聞いたら2〜3日かかるところ半日でできた」というノウハウを惜しげもなく伝えていらっしゃった点です。
(いや、普通なら競合増えちゃうんでしばらくは隠しますよね・・)

そのあと、私もこの動画は絶対見たほうがいい!という感じで私が昔メンターをしていたG'sの勉強会(400人規模)などでも知らせて回ったのですが、「picon社のお二人が展示会に出展してするらしい」というtweetを観測、急遽ビッグサイトに飛んだのが5月上旬頃の話でした。(無事、お二人にはお会いできました。写真は家宝にせねば。)

https://note.com/chatgpt_nobdata/n/n5d9b3721bbd6



そんなこんなもあり、個人的にはChatGPTに先人のpicon社に学んで関してはノウハウを全公開するのが粋だなぁと思いこちらのChatGPT部の部活動とnoteの記事の完全無料公開をおこなっています。

 ・・・

すみません、だいぶ前置きが長くなりましたが、そのAIチャットくんはリリース1ヶ月で100万ユーザーを達成し、2ヶ月目では台湾への進出を果たしています。個人的にはここに類似のビジネスチャンスがかなりあるのでは、と思っています。



例えば、画像解析APIを日本だけが1ヶ月先行して使える、となれば1週間そこらで簡易プロダクトを作り、日本国内のシェアを確保し、翌月にはChatGPTで言語翻訳をしてグローバル展開、という流れですね。
PRや海外展開には費用や人脈が必須ですが、まぁ日本企業が本気出せばいけるでしょう。商社とかグローバルメーカーも(Tech系以外では)いますし。

いやー、完全にOpenAI社からの棚ぼたとは言え夢が広がります。

余談:AI開発はもはや無駄では?というAI関係者に対して

ちなみにこれも完全に余談ですが、「AI開発を今からしてもOpenAI社に追いつけないので意味がないのでは?」という論もたまに(結構)聞こえてきますが、「代替策がない」という状態が一番やばいので、こちらはGPT-2.5くらいの性能からでも良いので国内でも開発は進めるべきかと思っています。

またOpenAI社が日本ブランチを開設する、という話も進んでいるようですので、どうせ追いつけない、と言うだけではなく、「3年くらいOpenAI社で働いて、そのノウハウを日本や母国に還元する」という発想もあっても良いかと思います。少なくとも、私は受からないとしてもOpenAI社の日本オフィスができたら間違いなく応募はすると思います
(まぁ、国、と言う単位がそもそもナンセンスかもですが・・心情的には。)
(それぐらい、今回は誰かがやらないといけない領域だと思ってます)
(あと、転職する前に本業の方は社長代理を探さないといけないかもですが・・w)

ちなみに、OpenAI社のデータサイエンティストの平均年収は1億円、という噂もあります。税金の問題がなければこれはこれで心動きますね・・w
あと多分彼らは10年先の世界などを一番間近で見ている人達だとは思いますので、何より(悩みは多いでしょうが) エキサイティングな時間を過ごしているのではないかな、とも想像しています。一瞬でもいいのでその空気を一緒に吸って見たいですね。

まぁ、あと私は結構いい意味?で他力本願なので、仮に私が受からなくても、日本には優秀&気のいいデータサイエンティストやエンジニアは大勢いますので、彼らのうち誰か2〜3人でも受かるといいなと思っています。もしそうでなくてもずっと日本のAI事情を気にしてくださっているシェイン・グウさんのように、日本の環境に注力してくださる方がいらっしゃるのは本当にありがたいなと思っています。
(とは言えいつまでもおんぶに抱っこ、は流石に申し訳ないですが。どこかのタイミングではキャッチアップして自立すべきですね。)


所感:話は長くなりましたが、ノウハウやビジョンの共有・ディスカッションは大事

と言う事でだいぶ話は長くなってしまいましたが、ITmediaさんからの掲載連絡に始まり、ChatGPTのポテンシャル、AIチャットくんに学ぶノウハウ共有と我々が目指すビジョン、と言うお話でした。

まぁ私は最終的にはどの仕事でも「皆で一仕事汗を流し、美味いビールを皆で飲む」と言うことができれば正直十分なので、そういうことを今回のChatGPT発明以後の世界でもできるといいなぁと思っております。
(最終的には漁師居酒屋でもやって、みんなでワイワイLTでもしたいですね)

それでは今日は少し思想論っぽい話になってしまいましたが、ここまでにて。みなさんもどうぞ良いChatGPTライフを・・! (大城)

追記:動画でゆるっと解説追加しました

よろしければこちらもどうぞ。


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