おはようございます。ChatGPT部(チャットGPT部)の大城です。ChatGPTを作っているOpenAI社のサムアルトマンCEOが2ヶ月ぶりの日本訪問と慶大生に向けたトーク&質疑応答をしている動画が6/12に公開されましたのでそちらのご案内です。40分くらいある&めっちゃ早口なので、日本語字幕推奨です。いやしかし、時代の一幕ですね。そして慶大生の質問が私も聞きたかったトピックだらけで素晴らしいです。(慶應大学、といえばDS協会の安宅さんはどこかで関わってらっしゃらないかしら・・?)
このnoteでは前半に私が気になったポイントを、後半はめっちゃ長いですがChatGPTにyoutubeの書き起こしを整理してもらった全文を記載したいと思います。
動画はこちら
Youtubeは速度変更や字幕追加ができるので、そちら使うことをお勧めします。
次の質問ないですか?に対して上がるたくさんの学生の手
以下、前述のyoutubeより。引きの1枚、学生の興味が伺えますね。(いいなぁ・・)
気になったワードメモ
・ChatGPTが思考しているか、という問いはそのように我々が感じるのであれば(実用上) そうなのではないか
・(インターネットと共に誕生した) 自分の世代はテクノロジーの黄金時代
・2015年に汎用AIの構想を出した時は完成は100年後だよと笑われてモチベーションも下がることがあった、けど得られる利益が莫大なので、失敗してもいいやと始めた
・Q:これからの学生は何を学ぶべきか?A:(世の中の)枠組みを学ぶ意味で興味にのある分野はなんでも良いのでは
・Q : 5年後はどうなると思うのか? A : 豊かになる、速度が上がる。今はタスクをこなしているが仕事が変わる。
・将来生産性が五倍、十倍となっても欲しいものは無くならない。クリエイティビティは残り続けるのでは。
・(加速する世界においては) 将来を予測することは困難。テクノロジーの変化をウォッチし続けることが大事
・Q:生成系AI、特に画像生成の現状をどう思うか? A:著作権侵害などはよくない状況。ただ、解決に向けて色々なトライをすべき
・OpenAI社はChatGPT-5開発に色々な人が参画している。そこには数学者や物理学者だけではなく、プログラミングができない人もいる。(日本拠点開設も計画しているので) ぜひ応募して
youtube書き起こしをさらにChatGPTで校正(分量注意)
どんどん貼っていきますね。分量注意。ちなみにこんな感じのプロンプトで依頼しています。
では修正後の全文書き起こしです。
その1:ChatGPTは科学的にはどの程度人間の言語を理解しているのか? -> (厳密な定義より) 我々にとって有用である、というのが大事
その2:教育者の観点からの質問 -> 過去にも計算機の登場で仕事が無くなったわけではなく、むしろチャンス
その3:司会のサマリ、その後の一般質問として最大のチャレンジについて -> 4年半ほどの間の初期の計画がうまくいかないのが最大のチャレンジ
その4:大規模言語モデルの進化 -> 従来の置き換えではなく、GPT-4のように新たなアイディアが出ることが大事
その5:倫理面について、教育面について -> 世界はこれからこの問題について議論が必要、教育に関しては技術黄金期では
その6:モチベーションについて -> 疲れたら休もう、それでもモチベーションが上がらない場合はテーマを再検討しよう
その7:何が現実か -> 100年かかると言われたLLMができたので、まずはやってみたら良いのでは
その8:AIが間違った方向に進んだ場合の責任 -> 直接的な責任を持つというのとは違うが、未来のリーダーとの対話が重要、かつ研究は進めるべき
その9:国や文化での評価 -> ReLFなど人間のフィードバックによる強化学習、また現在も評価方法についての研究が進められている
その10:5年、10年後について -> 30倍、40倍の生産性という時代になれば、今の時点ではおそらく想像できない働き方が可能になる、想像力が重要
その11:仕事がなくなる懸念について -> 人類全体に福音だが、一部の仕事は無くなるのでベーシックインカムなどの環境は必要
その12:AIへの恐怖心 -> 新技術の悪用に対する対策は必要、だがまだ現在の状況はおそらくまだマシな状況
その13:OpenAIで働くためには -> 専門力、ツール利用の習熟が大事。ただ、ノンプログラマーでもChatGPT-5の開発には関わっている
その14:意思決定の指針、ボトムアップ型のAI -> 正しい意思決定を最高の仲間達の力を借りて進める、オープンソースなのである種ボトムアップ型、コミュニティの協力・理解が大事
その15:バランスについて -> 重要な論点で模索し続けるべき
その16:全能AIと汎用AIの違い -> ある時代だけの定義はおそらく意味がないし、すでにChatGPTはその域に入りつつある
その17:何がChatGPTの開発に重要だったか -> 何世紀にもわたる研究者の努力、コンピュータサイエンス、そしてチームワーク
その18:日本での生成AI利用について -> 有益なのであればサポートするし、おそらく皆がAI革命によるメリットを享受できる
所感:TBD (もう少し内容を噛み締めてから書きます)
いやー、すごいですね。わずか40分ほどの間にこれだけ濃いトークが展開されるとは。もう少し、噛み締めてからこちらの所感はまとめたいと思います。
それでは皆さんもどうぞ良いChatGPTライフを・・! (大城)