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死者をよみがえらせるサービス!?

生成AIは、LLMの性能合戦がヒートアップするとともに、単価低減で活用サービスもすそ野が開けつつあります。

中にはユニークなものも存在し、特に最近目を引いたのは
「死者をよみがえらせるサービス」
です。

中国で始まったこちらのサービスです。

死者のデータからアバターを創るサービスです。

費用は、日本円で約20-40万円で、30秒程度の音声・動画があれば20日間でアバターを生成してくれます。
フランスのメディアがその雰囲気を映像で紹介してくれています。英語ですが雰囲気は分かります。

現時点では、二次元での動画チャットボットですが、いずれはメタバース、つまり仮想空間でより没入感を提供する可能性は高いでしょう。

気になるのは、このバーチャル死者再生事業がどこまでひろがるかです。

中国ではその需要が大きいがゆえに流行の兆しがありますが、やはりその倫理的な側面が地域毎での障壁になるのは必至です。

日本で近いトピックで話題になったのは、国民的歌手「美空ひばり」を再現したことです。

これはあくまで、万人が認める個人の能力の再現、に絞りました。

ただ、これが悪用されるとフェイク動画にも転用されかねません。

丁度今、岸田首相がOECD会合で国際的な枠組み作りを提唱しているところです。

この中国で流行しつつある死者再生サービスは、まさにAIと社会との共生を占う試金石になるかもしれません。

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