子宮頸がん検診は受けた方が良い

すごく個人的なことだし、読む人も少ないだろうと思ったけど、本当に実感したし伝えたいこと。


私は運が良かった。

中学生の時、私は副作用が怖くてHPVワクチンを打たなかった。


社会人になって、生理が重くなった。

親に勧められて婦人科受診した。

症状は薬で治った。

通院することをきっかけに子宮頸がん検診を勧められた。

はじめは乗り気じゃなかった。保険は効くが少し高額、おまけに手続きが面倒。

渋っていた私に、クリニックの助産師さんから「絶対受けた方が良い。ここは税金の遣いどころ!」と言われて受けることにした。

結果はHPV陽性だった。

子宮頸がんはHPVの持続的な感染で発症する。HPV自体は女性の生涯8割が感染するものだし、その中の9割は自然に消えるからと説明を受け、私自身全く心配していなかった。

1年後も受けるよう言われたが面倒で放置していたとろこ、助産師さんに叱られ渋々申請。

結果はHPV陽性、子宮頸部に軽度異形成と診断。

半年後の再検で中等度異形成へ病変が進展していた。

自然に消えていく可能性も十分あるが、病変の進展がはやいこともあり、妊娠する予定がないのならとレーザー治療を勧められ、他院を紹介された。

また、HPVの型の検査を行い、癌化しやすい種類であることも分かった。やっかいな種類だということでレーザーの前に円錐切除術も行うことになった。

何をせずとも自然に治る可能性も十分あるが、わずかな可能性をくぐり抜け、HPV陽性から2年で中等度異形成まできてしまったのだと思うと子宮頸がんは誰がなってもおかしくないものだと実感した。

生理が重くなり、婦人科に通うようになったこと、

助産師さんが毎年強く勧めてくれたこと、

そのおかげで最悪の未来を防げたのかもしれないと思うと少しほっとした。助産師さんには本当に感謝している。


自分自身、医療職として働いていると癌は本当に早期発見だと思う。

なんとかなるうちに悪い芽を摘んで欲しい。

ワクチンを打っていても、すべてのHPVに感染しない訳ではないので必ず検診は受けた方が良いと私は思う。(実際私の感染していたHPVの型はワクチンでは効かない型だった。)

私は通院している婦人科クリニックからHPV検診の用紙をもらったけど、区役所にも申請書はある。

ハードル高く感じるかもしれないけど、みんなにも受けて欲しいと思う。


追記 2022.10

手術の結果、採った組織は子宮頚がんだった。

子宮頚がんになったことがある人は、なったことがない人の2倍の確率で再発するらしい。

これからも自分の体を大切にしていきたい。



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