見出し画像

いつものあいさつ

(写真はウトウトしている茶太郎)

中の人はクラブへ行くと、まずは茶太郎の馬房へ行ってあいさつをします。
馬房での茶太郎は、ゴハンの後なら飼い桶を名残惜しくぺろぺろしたり、もう少し遅い時間だとおネムになっていて、馬房の奥でうとうとしていたりします。
ちゃたろう、と声をかけると、ハッと気づいて、おめめがキラッとして、お耳がぴんと立って、いそいそとこちらへ来てくれます。

画像1

(こちらへ来てくれる茶太郎)

いつものあいさつは、おでこをくっつけて
(今日もげんきでいてくれてありがとう)
(会えてうれしいよ)
と心から、心の中で伝えるのです。
そうすると不思議なくらい、茶太郎もじっと受け入れてくれて、穏やかな空気が流れるのです。

はじめのうちは、オヤツ狙いでこっちに来てくれるのかな?とも思ったのですが、乗る前にはオヤツはあげないことにしているので、(茶太郎もそれをわかっている)やはりあいさつとして理解してくれているのだと思っています。

あいさつが終わったら、お部屋を掃除したり、新鮮なお水をあげたり。
お仕事まで時間があるときは、中の人は馬房の前に腰かけて他の人のレッスンを眺めて、茶太郎も律儀にお部屋から顔を出して一緒に同じ景色を見るのです。茶太郎はそのうちまたおネムになって、ヨダレを垂らしてうとうとしちゃうことも。これもまた幸せな時間です。
そのうち時間になれば、茶太郎もお仕事にいきます。

あいさつを始めてから、なんだか茶太郎が穏やかな自信に満ちた目をするようになった気がします。
馬は人間の言葉は話しませんが、こちらの心は本当に伝わっているんだなと思うのでした。

サポートいただいたお金は、茶太郎のおやつ購入費に充てさせていただきます!大好物の馬用クッキーや岩塩などを買ってあげる予定です。