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緑茶嫌いの僕が唯一好きなお茶。

昔静岡から取り寄せた『新茶』を表千家の家元に淹れて貰ったことがある。

ほんのり甘みがあり、後味に苦味ではなくコクを感じた経験から普通に売ってる緑茶がどうしても好きになれなかった。

お茶を知っている人が淹れたらそれなりに美味しいと思えるが、特にペットボトルの緑茶を飲んで、一度も美味いと感じたことがなかった。

そんなとき、お歳暮で頂いた玉露園の『梅こんぶ茶』。
初めは玉露と書いてあるので、抹茶か何かと思って茶筒に見立てた入れ物を開けてみた。

厳重に密閉された中身は小さいスプーンで掬えとばかり、狭是まじく中に入れられていた。

袋を開けると出汁のような香りの中に、梅の酸っぱさが合わさった匂いが辺り一面に広がった。

適温が分からなかったので、80℃でお湯を沸かし、スプーン1杯のこんぶ茶の粉末を湯飲みに入れてお湯を注いでみた。

玉露とは名ばかりで、本当に出汁のような香り。

ゆっくりと一口飲んでみると、梅干しの酸味とこんぶの味わいがうまい!

お湯の温度もちょうど良く、少し冷ましながら啜ることでこんぶ茶独特の風味を堪能できる。

中身は40グラムしか入っていないので、すぐに無くなってしまう。

これは毎食後飲みたいと思い、楽天市場で大人買いしてしまった。

ある意味、高い玉露を買うよりも5個セット1500円の梅こんぶ茶の方が自分には合っている。

最終的に、グルメとかそうでないかなど関係ない。

その人が美味いと思ったものが最高なんだと言うこと。

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