【相談5】顔のコンプレックスを克服したい〔書き起こし〕
ポンセ「顔のコンプレックスについて。みなさんは自分の顔にコンプレックスはありますでしょうか。濃い顔が嫌だ、薄いから嫌だ、自分はブスだと思うなど。コンプレックスのある方は、今、それとどう向き合っていますか。コンプレックスを克服された方は、どう克服されましたか。コンプレックスの無い方は、なぜ無いのでしょうか。」
ちゃ柴「あ~、顔のコンプレックスか。」
ポ「コンプレックスめちゃくちゃあるけど。」
ち「僕もあるよ。」
ポ「そこまで気にしてないなあ。」
ち「多分、顔以外の価値観をどっかで自分の中に作った時に無くなるんやろうけど。」
ポ「その、なんかねえ。俳優さんとかめちゃくちゃ格好いいイケメンみたいな顔になりたいと思うけど。」
ち「うらやましい。」
ポ「なんかそれを考え出したら、もう絶望しかないもん。」
二人「(笑)」
ポ「自分の場合。別にそれ気にしていたらやってられないっていうのが先にある。だから、気にしてないっていうか。確かに気にはしてない。」
ち「あと、いくらすごいイケメンの人でも自分の顔の嫌いなところってあると思うんよな。多分、みんな持っとるんよ。僕らから見てすごく美人でも。」
ポ「えー!あるー?でも、なんかこの人無いんじゃないっていうぐらい完璧な人いる気がするけど。」
ち「だけど、本人からしたら・・・」
ポ「あるか。可能性はある。そうやね。それは、自分らが思うだけで。」
ち「あとは、もう社会に出たら、それほど顔は(関係ない)。」
ポ「それは、全く別に言われる事ない。」
ち「ないな。ただ、営業職とか客商売とかやったらちょっと(あるかも)。」
ポ「えー、そんなんある?この人ブスだからみたいな。」
ち「いや、受付とか。いろんな会社の受付とか見たら、絶対に綺麗な人を置いとるやん。」
ポ「置いてはいる。置いてはいるけど、別にブスだからここは駄目な会社とは思わない。思う?」
ち「もちろん(思わない)。ただ、会社の考え方として、そういうのがまだ残っとるなと感じる。」
ポ「だから、(美人は)就職するのに有利ってこと?」
ち「そこの職についてはね。」
ポ「その受付とか。」
ち「受付とかね。」
ポ「そりゃ、かわいい方が多い。」
ち「うん。多いな。」
ポ「だけど、“顔コンプレックスの塊だけど、受付嬢にどうしてもなりたいんです”みたいな人っている?そんなのは関係ないっていうか、まず端っからそんな(職に)なりたいとか思わないんじゃない?なれるならなりたいとかやっぱ思うんかな。」
ち「やけん、アイドルになりたい人っていっぱいおって。その中で、僕らみたいに客観的に見て“ちょっとなかなか厳しいなあ”と思ってもなりたいって人がおるやん。すごく顔が重視される職業っていうのは確かにあるけれど・・・」
ポ「あるけれど、でもその人達は実は“私イケてる”って思ってるんじゃないかと思う。」
ち「あ~、そっかあ。」
ポ「だから、コンプレックスに感じとったら“なりたい”ってなるんかなあ?とか思って。」
ち「なるほど。ちょっとコンプレックスとアレ(自尊心)がごっちゃになってしもたかなあ。顔のコンプレックスなあ。」
ポ「顔のコンプレックスって正直どうしようもないから、これにもしアドバイスするんだったら、もう整形するしかないでしょ。」
ち「あと、比べるなって事やな。多分、いい顔と比べとるんかなあ。え~と、よくブサイク芸人って言われる人らがおるやん。芸人さんの中でな。その人らの幼少の頃の話を聞きよったら、結構家族からは“かっこいい、かっこいい。君はいい顔してる”とか言われて、もてはやされていて。それで、芸能の世界に入って、初めてブスやブサイクだと指摘をされて・・・」
ポ「男も女も関係なく?」
ち「そうそう。男も女も関係なく。ブスとかブサイクだと指摘をされて“え、俺ってイケてなかったんや”って思うっていう。」
ポ「それってキツいね。」
ち「うん、やけん本人はそこの折り合いをつけるのがすごく大変やとよく言ってるんやけど。」
ポ「それキツイよね。勘違いして育ってきてっていうのは。自覚があった方が(まだいい)。」
ち「でも、芸能の世界に入らなかったら、それは、もしかしたらとてつもない自信としてその人の中にあって、結構モテる人生を歩んだりするかもしれんやん。」
ポ「逆に、勘違い野郎みたいな感じに思われる可能性もあるよ。“あの人なんかめっちゃ自分イケてるって思ってるんじゃない”みたいな感じで。なんか、何て言うんかなあ。う~ん。でも、それはいい事なんかなあ。世間的には。」
ち「やけん、それが自信となって、その自信がいい方に出て、もしかしたらすごくイケてる奴になる可能性はあるやろな。顔がブサイクでも。」
ポ「俺、多分ブスの僻みだと思うけど、なんかそういう人間ちょっと嫌い。」
二人「(爆笑)」
ポ「なんか勘違いしてる(感じがする)。嫌いっていうか、なんか苦手。多分、話あわんと思うのよ。この人のご機嫌とらないかんのかなあとか。気使うわ!みたいな。」
ち「結局、周りの接し方によると思うんよ。」
ポ「周りに気使わす様なのは嫌。」
ち「いやいやいや、そうじゃなくて。幼い頃の周りの接し方。やけん、この質問してきた人って何か言われたんかなあと思って。結局、(彼の)コンプレックスって誰かから、周りから指摘されたんかなあと思ってな。」
ポ「これ、(コンプレックスが)あるから聞いてるんでしょ?なかったらこんな質問ないもんね。それとどう向き合っていますか。もう簡単に言ったら“人間顔じゃない”という事なんよね。」
ち「あと、異性と付き合う事やね。だから、ひとつのコンプレックスの克服にもなるような。あ、“こんな俺にも彼女ができた”“こんな私にも彼氏ができた”みたいな。」
ポ「もしかして、その辺で障壁になってるって感じてるかもしれない。だから、“簡単に付き合えないんですけどどうしたらいいんですか”っていう。これは叫びなのかもしれませんよ。」
ち「あ~、叫んどるんか。」
ポ「“コンプレックスを克服された方は、どう克服されましたか。コンプレックスの無い方は、なぜ無いのでしょうか。”なぜ無いって。コンプレックスが無いとは言わんけど、意識しないというか。意識してたらきりがないし、生きていけない。やってられない。自分はそういう感じやね。いちいち気にしていたら、俺、本当生きていけんわ。やってられんし。」
ち「あと、コンプレックスの克服は、小さな自信を積み上げるしかないんよなあ。ちょっとした自信。」
ポ「それじゃあ、イエスマンを周りに置けっていう。」
ち「いやいや、そういう事ではなくて。彼女と付き合えたとか。」
ポ「太鼓持ちをいっぱい従えろっていう感じで。」
ち「いやいや、そんなのは自信と違うやん。自信ではないよ、それは。そういうのじゃなくて。」
ポ「多分、自信が無くなってるんですよ。この人多分。だから、コンプレックスがあるって事は、いろいろ嫌な目にあっとるんやと思う。だから、自信をつけろって言われても、つけれないからどうしたらいいんですかって言ってるんだから。難しいんですよ。自信をつければいいとか、付き合えばいいって言われても。“付き合えれないから言ってるんですよ”ってこの人言ってるじゃない。」
ち「そっかあ。」
ポ「どう?」
ち「そしたらもう・・・。」
ポ「気にするなとしか言いようがないし、変えたいんなら整形っていう方法もありますよ。別に合法的ですし。男の人か女の人かにもよるよね。これ女性なんかな?“ブスだと思う”とかいう言葉が出てくるけど。まあ、男でもブスって言うけど。」
ち「うーん。」
ポ「自分はコンプレックスしかないけど。“いいところどこですか?”って言われても無い。言えないくらいコンプレックスしかないけど。でも、何で気にしてないのかなあ、俺。鈍感力?」
ち「さあね。(笑)」
ポ「自分が気にしていない理由は、多分、気にしていたら生きていけないからだろうと思う。それ気にしていたら、本当にやってられなくないですか?多分、気にしすぎて自分が心の病気になる。」
ち「まあ、自分のできる事から、ちょっとずついろいろクリアしていくしかないような気がするんやけどなあ。結局、周りがどうしてやる事もできんけんなあ。本人の思い込みというか、気持ちの問題やから。コンプレックスがない人はおらんし。」
ポ「いや、周りが褒めてあげたらいいって(言ってた)。」
ち「それはそうやな。それで、ちょっとずつでも良くなるんやったら。」
ポ「でも、歪んどったら“また、俺を喜ばすために言うとるんちゃうの?”みたいな(風に捉える)。」
ち「あと、受け入れてくれる人やな。受け入れてくれる人が“そのままでええんやで”“それでええんやで”ってこう。いろいろ(言ってくれたら)な。」
ポ「本当に顔で悩んでるんだったら、いろんな言葉があるしね。“ブスは三日で慣れる”とか。そんなに気にならないですよね、人の顔って別に。」
ち「あと社会に出たら、どちらかと言えば雰囲気よな。」
ポ「そう。別に顔なんか。気になるかなあ?」
ち「確かに、同僚とか顔を毎日合わせよったら全然何も思わんなるし。どちらかと言ったら雰囲気の方が大きいな。」
ポ「俺なんかめっちゃかわいくても性格めちゃくちゃ悪かったら大嫌いやし。それやったら、かわいいと言われない様な容姿をしててもめちゃくちゃいい人だったら、絶対そっちの方が好きやもん。性格悪い人なんか付き合いたくないんよ。付き合いたくないというか関わりたくない。そっちの方が絶対に大事よ。」
ち「やけん、雰囲気。世の中雰囲気やという事を知ってもらおうかな、彼には。でも、本当に雰囲気よな。人の印象って。」
ポ「そうそうそう。あ!美人とかどうのこうのって言うより、やっぱ笑顔とかは大事や。」
ち「あ!笑顔は大事。」
ポ「それこそ雰囲気なんだけど。やっぱり笑顔でいるってのは大事。」
ち「うん。それはわかる。昔、働きよる所で普通の顔立ちなんやけど、いつも笑顔の女の子がおったんよ。その子はみんなにかわいがられとったな。やっぱ、かわいげがあるんよ。その笑顔がめちゃくちゃかわいらしいんよ。それだけで、もう男性にも女性にもみんなから好かれとった。」
ポ「大事よね。」
ち「大事。あとは、顔にコンプレックスがあるんやったら、全身で勝負したらいい。顔だけじゃなくて全身。これも雰囲気やけど。顔だけじゃなくて全身で勝負しようっていう。」
ポ「なんか、すごい服装とかおしゃれな人は(好感高いよ)ね。」
ち「そう。顔が普通でもおしゃれなだけで全然印象が違うし。」
ポ「そうそうそう。」
ち「顔だけじゃなくて全身で勝負しよう。」
ポ「そうですね。」
ち「というとこかな。まあ、コンプレックスはみんな持っとるし。」
ポ「そうそう。みんな持ってると思う。基本的に。」
ち「成長のためには大きなことやしな。うん。」