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EURO2024グループリーグ総括(2024/6/28)

試合結果や選手名等の参考資料として「ワールドカップのデータベース」の内容を利用しております。最初に書き記しております。

本当はグループリーグ毎試合、それがたとえジョージアvsチェコ戦でもしっかり真夜中起きてリアルタイムで視聴し感じたままのレポートをポストしようと思いましたができませんでした。ただグループリーグの試合だけでもそれもどの予選リーグでも極東の島国から大変楽しませていただいたので、総括という形ではありますが思いのたけを書き連ねていきたいと存じます。


グループリーグ突破国とトーナメント表

グループA(ぱぶりっく)

開催国ドイツ首位通過!

とにかく衝撃的な開幕戦だった。下馬評ではイングランド・フランスに次ぐ優勝候補であった開催国ドイツが開幕戦から暴れまくった。前半だけで3-0である。ナーゲルスマン監督がトニ・クロース(レアル・マドリー)を代表チームに呼び戻し、ボランチの位置に組み込んでゲームを支配させた。それによりイルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)がトップ下で起用できる。これが大きい。スイスは試合運びが巧みだった。ハンガリーは馴染みの選手がドミニク・ソボスライ(リヴァプール)だけで情報が少なかったが、試合を観る限りでも彼に頼りっきりな面があったように思う。23歳で代表チームのキャプテンを務めてそれは立派な活躍だったが、ドイツやスイスから勝ち点を得るには至らなかった。残念なのはスコットランド。なんとかグループリーグは突破してほしいと願っていたが結果は最下位。試合で追いかける展開になると、スコット・マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド)が所属クラブでも見せるようなゼロトップで打開局面を図る努力も報われなかった。各国もしっかり対応を見せてスコットランドは封じられてしまった。

グループA(ぷらいべーと)

我が日本代表にケチョンケチョンにされていたあのドイツ代表とはもう訳が違うね。フロリアン・ヴィルツ(バイヤー・レバークーゼン)やジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)と大会前に期待されてた若者もしっかり活躍。途中交替控え組もニコラス・フュルクルク(ボルシア・ドルトムント)も追加点をマークするし、パスカル・グロス(ブライトン)も中盤のゲームメイクで安定感はバッチシ。スイスはミシェル・エービシェル(ボローニャ)がイイね!ボローニャは今年はCLに参戦するけど、エービシェルに限らずボローニャ所属の選手たちが今回活躍しましたね。ハンガリーは途中交替で入ってくるFWマルティン・アダム(蔚山現代)のあの風貌だね。

グループB(おふぃしゃる)

モドリッチの想い如何ばかりか…

スペインが唯一の予選リーグ3連勝で首位通過を決める。予想通りハイパフォーマンスを披露してくれるのではないかと期待の16歳ラミン・ヤマル(FCバルセロナ)が左サイドで躍動した。もう1人ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン)の活躍も特筆レベルではなかろうか?シュートも良し、パスも良し、ゲームメイクも良し。素晴らしい出来だと思った。イタリアは何と言ってもリッカルド・カラフィオーリ(ボローニャ)。第3戦の最後のプレーでマッティオ・ザッカーニ(ラツィオ)の同点劇を演出した自陣からの持ち上がり、あのプレーでイタリアの決勝トーナメント進出が決まり、逆にクロアチアを絶望の淵に落とされた。

グループB(ぷらいべーと)

ラミン・ヤマル、おそるべし16歳。スペインの義務教育がまだ終わらず、ドイツに宿題を持ち込んでいることが報道された。凄いね。16歳という年齢のためナイトゲームに出場すると開催国ドイツの法律に抵触するというとのことだ。決勝トーナメントでスペインvsドイツが実現したらドイツはちょっかいだすんかな?イタリアは初戦でやっちまったジョヴァン・ディ・ロレンツォ(ナポリ)はともかく(試合開始わずか23秒の失点を演出)、やはりカラフィオーリ、いやカーラフィオーリである。「カーラフィオーリと発音しないのは納得いかん!」と発言したイタリア通実況アナウンサーのSNS発言が話題になった。そのカラフィオーリ。世界的にも貴重な左利きのCBでスター要素充分。ただしかし彼女がそうとうなメンヘラ気質で、そのためにカラフィオーリの才能はイタリアを飛び出したワールドワイドな選手になれないのではとの声もささやかれる。

グループC(おふぃしゃる)

なんだこのロースコアの嵐は?

ドイツ開催にもかかわらず開催前は優勝候補筆頭に挙げられたイングランドが首位通過したものの、3試合ともらしくないゲーム運びを展開したと猛然と批判嘲笑の的になっている。その象徴は背番号8を与えられ、本来の右SBではなく右IHに起用されているトレント・アレクサンダーアーノルド(リヴァプール)の不活性に集約されている。大会前のイングランド代表選手選出直後にサウスゲート監督の人選に不満が集中し、それは日本代表の森保監督のそれとは比較にならないくらいである。今年のCLチャンピオンであるレアル・マドリーで輝いた若き星ジュード・ベリンガムの大会になるはずであった
という予想はまったくの期待外れに終わっている。

グループC(ぷらいべーと)

ツッコミどころ満載のイングランド。あの攻撃陣を擁して3試合で2得点とは思わなかった。試合を作るのに重要な局面、アンカーを任せれているデグラン・ライス(アーセナル)も移籍金1億ポンドの男として各国の面子と比べても引けを取らない活躍を期待されていたものの結果に表れていない。これじゃあもっとコール・パーマー(チェルシー)を見たいというのも心情だよね。ただししっかりグループリーグを1位突破したことにより、他グループでの波乱があったため決勝トーナメントは比較的勝ち残りやすい山に組み込まれた。代表監督サウスゲートの評価は偏差値20~60の間でブレまくっている…(^^ゞ

グループD(オフィシャル)

大波乱その1

イングランドに続きフランスも3試合で2ゴール。ゴール前まで完璧にボールを持ち運びながらフィニッシュで相手GKのスーパーセーブを食らうケースが多い。イングランド同様豊富なタレントを使いきれていない印象はあるが、エンゴロ・カンテ(イル・エルハド)がいればよい。ただ1試合目でエースのキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)が負傷し鼻骨骨折したのも大きい。ポーランドも絶対的エースであるロベルト・レヴァンドフスキ(FCバルセロナ)が第1戦は出場叶わず敗戦を喫し、そこからの巻き返しはならなかった。オランダは第2戦のフランスに対しては良いパフォーマンスを見せたとは思うが、ここにピークを持ってき過ぎたような印象を受けた。

グループD(ぷらいべーと)

私の中での近年のゴールキーパーファクトリーはポーランドである。グループAのスコットランド同様、グループリーグ突破のボーダーライン上にいる国でなんとか決勝トーナメント進出を望んでいたのだが叶わなかった。フランスは何と言っても2年ぶりに代表復帰したカンテだ。2年間フランス代表に縁がなかった人間が2試合連続のPOTMだ。デシャン監督とも遅刻の理由を冗談で応え冗談で返されるという微笑ましいニュースも飛び込む。ちなみに私の大会前予想優勝候補筆頭はフランスだった。黄色信号である。決勝トーナメント表を見て、決勝進出までのハードルは正直ドイツだけだとは思うんじゃが、ベルギーとかポルトガルとかに負けちゃうかな??両CBはイブラヒマ・コナテ(リヴァプール)とウィリアン・サリバ(アーセナル)でいいと思うだけどデシャン監督のファーストチョイスじゃないんだな。中盤は2年ぶりのカンテが入ってもアドリアン・ラビオ(ユベントス)はあぶれないんだな…化粧トーナメントはアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリー)が目覚めるかどうかだな…

グループE(おふぃしゃる)

番狂わせその2

ルーマニアが予選1位突破。しかも全チーム1勝1敗1分けの横並び。しかも第2戦終了時点でも各国1勝1敗の横並びだったという大混戦グループであった。やはり第1戦の重要性を感じる。ウクライナは初戦でルーマニアに0-3の大敗を喫してしまった。しかもベルギーを残して…ルーマニアのヤニス・ハジ(アラベス)も注目の選手だ。偉大な父ゲオルゲ・ハジの後を追ってフットボーラーになったが、プレーぶりを見ても努力の人という印象を受ける。

グループE(ぷらいべーと)

ロメル・ルカク(ASローマ)が不発でオフサイドを連発しても決勝トーナメントに進んでしまうベルギー。イングランドよりもフランスよりもオランダよりもメンツがマンネリに見えるな…確かにスロバキアはしぶとくて味があって守りも計算出来てもっと注目してよいチームではあった。GKマルティン・ドゥブラフカ(ニューカッスル・ユナイテッド)、MFミラン・シュクニクル(パリ・サンジェルマン)、FWレオ・ザウアー(フェイエノールト)。いいチームじゃないか!!

グループF(おふぃしゃる)

アップセットその3

本大会が始まってから気づいた。トルコ代表監督はあのヴィンチェンツォ・モンテッラだ。そうか!去年日本に敗れて監督交代の憂き目に合い、モンテッラが就任したんですね。そしてチェコ代表監督はイワン・ハシェックなんですね。サンフレッチェ広島でも頭脳的なプレーを魅せてくれていたあのハシェックは少し風貌変わりましたね。

グループF(プライベート)

いやぁ~グループリーグ第3節。日本時間午前4時にちゃんと起きてて良かったですね。まず第一印象は「やりゃ~あがったな、ポルトガル!」ジョージアに大金星を献上しても、グループリーグ1位突破はまぁ問題なし。2点ビハインドでもFWディオゴ・ジョタ(リヴァプール)すぐに入れないし、選手はプレスしないし…いやいやそれよりも同時刻開催のチェコvsトルコ。イエローカード18枚が飛び交う国際紛争。試合終了後にもカードが乱れ飛び、ノーサイド精神のラグビーファンからは思いっきりけなされそうな試合内容。でも極東の島国から責任の無い立場で観ていたら一番面白い試合だったな。50年前の三菱ダイヤモンドサッカーを観てた頃は、ここまで荒れてなくてもこんな雰囲気の試合がわんさかあった。忘れていた感覚を取り戻した。ある意味今大会のベストバウト。開始20分でチェコのアントニーン・バラーク(フィオレンティーナ)が累積2枚で退場。一人少なくなっても50分まで耐えてたチェコだったがトルコのハカン・チャルハノール(インテル)の同点弾を食らう。一生懸命守っていたのに。おそらくこのときにチェコGKインジェフ・スタニェク(スラヴィア・プラハ)が負傷したため無念の交替。三角巾を肩からぶらさげながらベンチで戦況を見守る。しかしチェコにはこの男、トマース・ソウチェク(ウエストハム・ユナイテッド)がいる。後半アディショナルタイムでもまだ同点だ!耐えている!1人フィールドプレーヤーが少なくても俺たちは勝ち切るんだ!なんたって同時刻開催のジョージアはスペインに2点差をつけているんだ!!俺たちは!!しかし…アディショナルタイム4分に…

私的予選リーグベストイレブン


4-3-3ならこうかな?

GKヤン・オブラク(スロベニア)
DFジュール・クンデ(フランス)
    ジョン・ストーンズ(イングランド)
    リッカルド・カラフィオーリ(イタリア)
    ラシャ・ドヴァリ(ジョージア)
MFミシェル・エービシェル(スイス)
    エンゴロ・カンテ(フランス)
    ファビアン・ルイス(スペイン)
FWラミン・ヤマル(スペイン)
    ラファエル・レオン(ポルトガル)
    ニコラス・フュルクルク(ドイツ)

オーソドックスな4-3-3にしました。3バックならアカンジ(スイス)とアケ(オランダ)とかでしょうかね?左サイドは正直いなかったけど、ジョージアが決勝トーナメント進出ということで5-3-2だったり3-5-2だったりとシステムは違うけどドヴァリさんを選出。ラファエル・レオンも出来栄えはともかく躍動はしていたので選出。フュルクルク?先発じゃない??でも途中交替でもイングランドやフランスと同じ得点上げてるんだよ!!オフサイド判定微妙だったけど、他にもゴールネット突き刺してるし!単位時間当たりのゴール獲得数ならフュルクルク!

決勝トーナメント展望

再掲

このトーナメント表ならねぇ。スペイン・フランス・トルコ・イタリアの4強じゃないっスかねぇ??

ご清聴ありがとうございました!(^^ゞ

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