見出し画像

「受験は団体戦だ」という言葉が嫌いな訳


初めての方は はじめまして、前回の記事を読んで下さった方は お久しぶりです。ちゃる。です。
バレンタインに急遽、遠距離恋愛中のパートナーと会えるということになり、今年のバレンタインのお菓子作りには気合を入れなくちゃ!と思いつつ
何も考えていない今日この頃です。

 母校の高校を卒業してから早いもので2年が経とうとしています。高校生だった頃が懐かしいです。
 私は所謂「自称進学校」と言われる高校に通っていました。非常に良い高校なのですが、制服が独特すぎることや、駅からのアクセスが悪すぎることなどから非常に倍率が低い高校です(笑)
 そんな我が母校も、公立高校にしては珍しく中学からの受け入れをスタートし、今年の倍率は目を見張るほど跳ね上がったことが記憶に新しいです。

 母校は「自称進学校」であると同時に「伝統のある高校」でもあります。(独特な制服はOB・OGの方々の熱い支持により変えられないという噂もあります。)
 それは「大学受験」にも大きく影響しています。
 我が母校には「先輩から大学受験の体験談を聞こう」という企画があり、OB・OGが現役高校生に対して受験体験談をプレゼン機会があります。

 実は、私は少し特殊な入試で大学に入学しており、母校でも過去に一次試験に挑んだが通過しなかった人が1人いるという状態の入試で初めて合格しました。その入試についての実態は調べても本当に僅かしか情報が得られず、何もかもが常識外れです。
 そのこともあってか、この企画に割と毎回呼ばれます。今年も呼ばれる時期になりました。(髪のインナーカラー は派手ではダメなのか、心配点はそこのみです…←おい笑)

 この企画に呼ばれ、説明用のパワーポイント を作っているといつも考えることがあります。
 それが今回の題名でもある「受験は団体戦だ」という言葉です。
題名からも分かるように、私はこの言葉が大嫌いです。本当の進学校では言われているのか分かりませんが、大体の『自称』進学校と呼ばれる高校に通っていた人で大学受験に対する心構え的なことで、このことを言われたことがある人が多いのではないでしょうか?

 まず、この言葉。誰が考えたのでしょうか?
 「受験は団体戦 起源」と検索してもヒットしませんでしたが、この言葉を考えた人は余程、みんなと一緒に協力して、一致団結して何かを成し遂げる達成感が大好きな青春熱血オタクのような人だったんだろうなと思ってしまいます。「お手てを繋いでみんなで仲良く走りましょ〜」みたいな脳内お花畑状態か?とも思います。

 私の特殊な入試は一般入試とは桁違いに早い時期に行われており、全くこの言葉とは無縁だったことも関係しているのかもしれません。(いや、むしろこの言葉が嫌いすぎて「受験は個人戦である」ということを証明したくて頑張っていたのかもしれません。)

 冷静になって考えてみてください。
 中学時代から仲の良かった隣の友人はあなたと同じ学力ですか?
 同じところが苦手なんですか?
 「違うところが苦手なら教えあっていけばいいじゃないか」そんな声も聞こえてくる気がします。でも、それは先生に聞けば良くないですか?あなたが解答を仰いでいるのはあなたと同じ年齢の同じ年月しか生きていない人ですよ?仮に間違ったことを教えていたら、お互いに足を引っ張ってドボンですよ?大丈夫ですか?

 人と群れることが極端に苦手だった私は、仲良く自習室などで勉強する人達を見てそう思っていました。

 「大学受験」は「いかに自分と向き合うか」が重要になって来ると思います。これは私の特殊な入試に限らず、学力試験の一般入試も。
 自分はどこが苦手なのか、志望校まであとどれくらいなのか、何の問題が苦手なのか etc. 向き合うことは山積みです。そして、それを如何に見つけ出し、解決方法を導くことができるのか、自分の課題を洗い出して、自分で解決する。この力を養うことができるのが本来の大学受験なのではないかと思うのです。

 「受験は団体戦だ」
 もちろん、全面的に否定するわけではありません。精神的に辛い時に少しくだらない話をして笑あう、悩みを少し吐いて同じことで悩んでいるんだと安心する。こういった精神面では確かに受験は団体戦なのかもしれません。
 でも、勉強面では違うと思います。あなたの友人は同じ大学の同じ学部を目指すライバルかもしれません。敵かもしれません。いかに自分のことを分析し、学習し、改善できているか。これが勝負を分けると思います。
 

 と、まぁ偉そうなことを言いましたが、大学受験ほど無駄な時間は無いと思うので、自分の得意なことを最大限に活かして将来への第一歩を!と思います(笑)

 今回はここまで!
 またお目にかかる日まで!

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?