脳出血で退職。父の病気を通して③

②の続き→

昨日は、父方の兄2人尋ねてきました。
意外にも、ポジティブな様子。

父もすこし元気になってました。
なぜ、家族だけ不安に感じてるのか不思議なくらいです。

■高血圧の人が周りにいる安心感


脳出血を起こした理由は血圧の高さでした。
そして、父は退院してからも、
しばらく熱にうなされる日々が続いてました。

父の入院中は、まったく連絡もとれないし、
お見舞いもNGでした。
一時的に帰ってきて早々、
熱と怠さでうなされてる姿と、いつも以上に生命力の無い顔をみた時は、
いつ脳死してもおかしくない状況なんだと
思いました。

医者からは、一刻も早く手術しましょう、
とのことだったので、
本当に最後かもしれないと思いました。

言葉を話すのも、小さな声で、さらに痩せた背中を見て、辛さと不安でいっぱいでした。

しかし、意外にも親戚の方や周りの方に血圧が180を超えても元気な人がいました。
それが父の兄2人です。

桑茶を飲んだり薬を飲んで、血圧を抑えてるということ、
そして、2人の元気な姿を見て、
手術にも前向きに考え始めていました。

「心配せずに自分のことに集中していいよ」
と、私が実家に帰るたびに言い始めました。

退院後あんなに年末まで下がっていた生命力も、
今は溢れかえっています。 

どうやら覚悟ができたのと、
血圧高くても大丈夫な人を見て、安心したようです。

それを見て、気づいたのは、
必要以上に心配しているのは家族だけで、
父は手術の覚悟ができていた、ということ。

父が覚悟を決めた中、
不安なのは、私の覚悟が決まってなかったからだとわかりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?