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写真を撮るのを延期した話

コロナ感染者が減っているので、歯医者さんやら美容院やらにいそいそと出かけているこの頃ですが、感染者が減ると私には嫌なことが一つだけあります。

それは、コロナを理由に面会を断っていた前夫が息子に会いに来ることです。まあ仕方ない。本当は月に一度の面会なのに、コロナのおかげで減っていたのだからそれ以上は望むまい。

それで先日久しぶりに来たのですが、よく息子の髪がボサボサだと文句を言って美容院に連れて行く人なので、今回も頼めばいいかと思ったんですよ。

前夫が来なければ、私が買ったラルフローレンを着せて、美容院行って、また感染者が増えないうちに受験用の写真を撮りに行ってしまおうと思っていたのですが、来ることになったので美容院代だけでも頼めばその分私の負担が減るかな、なんて思ったんです。これがいけませんでした。

いつも行く美容院で前回は面接がある旨を伝え、お受験用の髪型になるようにあまり短く切らないで伸ばす感じにしてもらったので、そこへまた予約を入れました。前夫にも、面接があるから、そういう髪型にするべく伸ばしていると言いました。するとモラハラサイコパスの前夫は「それなら横と後ろは短くして、上の部分は長めにしてもらうわ」と。私はこの時点で危機を察知。これ私がいう髪型にはしてくれなさそうだな・・。

美容院でオーダーを出すときに私がいればもしかして大丈夫かもしれないと思い、コーヒーを飲みたがっていた前夫にさりげなく「近くに美味しいコーヒーショップがあるからコーヒーのテイクアウトしてきたら?私は先に美容室に息子を連れて行っておくよ」と提案してみたところ、「いや、俺が美容院のオーダーしなくちゃいけないから、お前が買ってきてくれ」と断られてしまいました。面会時にかかる金銭に関する取り決めもあるしコーヒー代金を立て替えさせることはしないだろうと踏んでの提案でしたが、こうハッキリ言われると行かないわけにはいかず。結局オーダーの時に私はそこにいず、髪を切り始めた頃にコーヒーをもって行ってみると、何やらコボちゃんみたいな髪型になっているではありませんか!

あれ、もみあげ剃ってない!?えっなんで剃っちゃった!?

パツーンと境目のはっきりしたコボちゃん風マッシュ。境目の下は全剃り。オシャレヘアーすぎる。お受験だって一言でも伝えていたら、こうはならないでしょうよー。

無言で前夫を見ると、前夫はちょっと気まずそうな顔をして美容師さんに「あのー、すみません、そのラインをぼかして、前髪もう少し短くしてください」と修正をお願いしました。それで少しパッツンと切られていたところが丸くなり、前髪が短くなりました。それでもコボちゃんをぼかした髪型に他ならないので、これで写真は撮れんだろう・・と。

美容師さんは息子を覚えていてくれて、「面接終わったの?」なんて聞いてくれましたが、終わってねーし。面接のために伸ばしてたの覚えていてくれたら揉み上げは残してほしかった・・。いや、美容師さんは見慣れないキレがちなおっさんにオーダーされた通りに切ったのでしょうから悪くないです。悪いのはこれを事前に予測できなかった私。二千円強をケチった私です!

その日の夕食の時、「カッコいい髪型になったけどこのまま写真はちょっとね」という話になりました。すると前夫は「あの美容師ダメなんだよ。ママは男の髪型わかんないんだから、今度あの美容師に頼むときは写真見せた方がいいよ」と全方位を落とす発言。オーダー失敗したのは私じゃないんだけど・・。それにせっかく気に入ってあの穏やか~でオシャレ~な美容師さんのところに通い始めたのに・・。なんだか激しく嫌な気持ちになりましたが、いかんいかん。モラハラサイコパスの発言を間に受けていたら身が持ちません。

結局、今月中に撮ろうと思っていた写真は来月まで延期することにしました。今度は自分で美容室に連れて行くことにします。揉み上げがそれまでに少し伸びていてくれますように・・・。コロナの感染者もその頃までに増えませんように・・・。



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