油性ペンはサバイバルギアだ

阪神大震災の時。

倒壊した建物に

避難先や助けを求める旨を書いた貼り紙の多さを見て以来

油性ペンはサバイバルギアだ、と思っている。

うろ覚えだが作家・開高健のエッセイにでてきたレザーベルトの使い方。

飛行機に乗るときは万一の場合、身体は滅茶苦茶になる。

故にレザーベルトの裏に名前とJAPANと書き付けるのだ、という話を読んだ。

以来、わたしは油性ペンが身近ないと不安になるようになった。

各部屋に一本、クルマに、バイクに、スクーターに、パスポートに、キャンプ道具セットに、とあらゆる場所に油性ペンを忍ばせている。

ここ二十年、マッキー極細ばかり買ってきたのだが

先日「油性ペンおすすめ十本」的なサイトをみて、

いろいろ味見したくなり百均に行ったついでに大人買いしてみた。

買ってみようとすると、

日本には三菱鉛筆にゼブラにパイロット、マジックインキにサクラと、名だたるブランドがひしめき合っているではないか。

たかがペンでも物作りに長けた国であるなあ、と感心した。

ペンは売っても剣（武器）は輸出しない。

という素晴らしい国であり続けますように。

#わたしの筆箱紹介