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課題解決

コロナになって毎日家人が在宅勤務だったり、自営の私も出かける機会が極端に減り、家計に占める電気代が大きくなっている。これは問題である。ひしひしと身に迫る自分の問題である。

国連やNGOなどから時々メールが来る。SNSなどにも世界には窮状にあえぐ人々がいると訴える。また、気候変動は待ったなしだと訴える。世界は経済としても自然としても一体としてつながっているので、世界の課題は必ず自分に巡ってくるということは理解しているが、なぜか自分の問題になりきらない。誰かが解決してくれるだろうと思っている自分がいる。

なぜ自分のことにならないのだろう。その一つの理由としてそれを考える時間的ゆとりがないから、ということはないだろうか。日本に帰ってきてから痛感するのは、とにかく気ぜわしい。いつもやることが延々と有る。大事にすべき時間がどこにもない。時間が足りないといつも感じている、そんな暮らしだ。

デンマークでは自分の人生に責任を負う機会を与えられることが幸福だと考えている。自分にできることを考えて行動し、その結果を受け止める。その繰り返しが人生を幸福に導くということだ。そのためには自分にできることを考える時間が必要だ。自分の時間を意識的に作り大切にする。家族との時間を意識的に作り大切にする。その中で自分が責任を負う行動を見つけて行くということだ。

時間を作ることは別にデンマークに限ったことではなく、日本でも盛んに言われている様に思う。しかし現代はとてつもなくたくさんの「時間つぶし」が用意されている。魅力的な「時間つぶし」から自分の時間を切り出すのは難しい。そんなことを言っているところから、すでに自分の時間を大切にしていない。困ったものだ。

いずれにしても課題を解決するのは課題を自分のものにするのが第一歩だ。その為には時間が要る。その時間を日常に作っていることが大事なんだと、きょうはそんなところを考えていた。


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