命の電話

特に驚くことではないのかもしれないが、デンマークのメディア「DR」によれば、自殺予防のための「命の電話」で働くボランティアアドバイザーが不足していて、かかってきた電話の半数近くに応えられていないという。記事では、ネットを使ったチャットやWebページからアドバイザーつながるように呼びかけていた。正確な統計はわからないが、人口10万人あたりの自殺死亡者数はデンマークの方が日本より若干低いようだ。また、デンマーク人から聞いたところではデンマークは抗うつ薬の消費量が非常に多いということだった。これには気候などの影響もあるらしいが、デンマークでも個人の命を守るための仕組みが必要だったのだ。この記事一つを取ってみてもやはりそれぞれの国が抱える問題が存在しており、パラダイスはないのだと感じる。


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