見出し画像

過敏性腸症候群のための低FODMAP食

 FODMAPとは、発酵性のある4種類の糖質のアルファベットの頭文字にAndを加えた言葉のことです。
F Fermentable 発酵性の糖質
O Oligosaccharides オリゴ糖
D    Disaccharides 二糖類
M Monosaccharides 単糖類
A     and
P     Polyols ポリオール(糖アルコール)

 これらの糖質は小腸で吸収されにくく、小腸ではFODMAPを薄めようとして中が水びたしになり、刺激されて運動が異常に高まり、下痢や腹痛が起こるそうです。小腸で吸収されなかった糖質は、そのまま大腸に送られ、大腸に住む腸内細菌のエサとなり、糖質を分解し、その際に水素や二酸化炭素、メタンガス、を大量に発生させ、お腹の張りや下痢、便秘を引き起こすのだそうです。

 世の中では体に良いとされる食物繊維や発酵食品にはFODMAPがたくさん含まれる食べ物が多く、良かれと思って食べていたものが実は過敏性腸症候群の方にとっては逆効果だということなのです。
お腹をこわした子どもにせっせとリンゴやヨーグルト、柔らかく煮たうどんを食べさせていたのは、全くの間違いだったのです。

 知らなかったとはいえ我が子にかわいそうなことをしてしまったと反省した私は、少なくとも家のごはんではお腹をこわさないように注意を払いました。そして、食べることが大好きな子どもが今まで食べられていたものを制限するときっと悲しい気持ちになるだろうと想像し、少しでも美味しく食べられるものを作ろうと決心したのでした。
 
 まずはFODMAP食品を確認することから始めました。 
 食べられないものがたくさんあり、調味料もアウトなものが色々あって参りました…果糖ぶどう糖液糖が良くないのですが、これはもういろんなものに入っています。トマトケチャップ、◯ツカンの◯ぽん、鍋の素等です。その他ゼリー飲料や清涼飲料水にも入っています。暑ーい日や発熱時にゼリー飲料やスポーツドリンクどうすんの?と不安になり、スーパーで片っ端からにらめっこした結果、グリーンダカラとQooのゼリー飲料は大丈夫でした。
 
 主食に関しては、小麦が含まれるうどんやそうめん、パスタ、パンは完全に食卓から消しました。おそばは十割そばならOKです。(後に玄米で作られたうどんやパスタ、パンをネットで探し、これらは現在よく購入して食べています。高いけど)
 要注意なのが、でかでかと米粉と書かれた食パンです。米粉が少し入ってるだけで、米粉オンリーではないので気をつけてください。普通のスーパーには米粉のパンやパスタ、うどんは売っていませんので、私のように田舎に住む者が手に入れるにはアマゾンや楽天で買うしかありません。グルテンフリーは最近よく耳にしますが、実際そういった食品を購入するとなるとネットに頼るしかないのが現状です。小麦アレルギーの方もいるし、最近グルテンフリーの食品を望んでいる消費者って割と多いと思うのですが、なぜスーパーには売ってないのだろう?と不思議な気持ちになります。
 


 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?