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自己紹介/アンチコメントよ、さらば。

小さいころから書くことが好きだった。
でも創作につきものなのがアンチの存在じゃないかと思う。アンチコメントとか。
若干小学生の時に初めてのアンチコメントを受けた。

 小学生の国語の授業で、教科書の物語の続きを考えるというものがあった。確か物語の内容は、なんか自分の名前を彫り間違えるとかなんとかいう話だったと思う。
私はまたもや名前を彫り間違えて笑い転げるという内容の続きを書いた。それが担任の眼にとまり、教室に貼りだされたのだ。

ふふん、すごいだろ。おーっほっほ。と得意になっていた私に、一番の親友が言った。

「は?こんなこと二回も間違えるわけないじゃん。意味わかんない話。」



なんやこいつ。

そう思ったね私は。思っても心のうちに止めとけばいいやろがい。せめて私がいないところで言えよ。舐めてんのか、あぁん?とか思いながらしっかり傷ついた。ほんと、小学校のころの親友は反省してほしい。

 それでも私は筆を折らなかった。1週間くらいは傷ついたけど。その後、買ってもらった日記帳にオリジナルの小説を書き溜めた。女の子がイケメン同級生にモテたり、魔法を使える女の子がイケメン師匠から愛されたり、羽の生えた男の子が故郷を取り戻すために頑張ったり。

そんなこんなで大学生になった私は小説サイトに登録して、小説を世に出し始めた。読んでくれる人も増え始め、ふふふ、私、てんさーーーいなんて思っていた時。コメント欄に人生二度目のあいつがやってきた。

「あなたの小説はほかの人のパクリですよね。全然面白くないです。才能ないからやめたほうがいいですよ笑」


笑うな。舐めてんのか。
 もちろんパクリの事実などない。私はうんうん唸りながらひねり出したものだ。それをここまで馬鹿にされるのかともうびっくりした。正直、このコメントは小学生のころより落ち込んだ。自分の小説が誰かのパクリと思われている。もしかしたら、なんか訴えらるのかもしれない。そんな恐怖に怯え、2週間は落ち込んだ。いや、本当に落ち込んだ。

それでも筆は折らなかった。ずーっと書き続けた。

そして社会人になって書き溜めた拙作を電子書籍として出版することができた。長年の夢がかなって本当にうれしかった。
このころには、私はもうアンチコメントを見なくなっていた。発表の場を有名な小説投稿サイトに移して、さらにアンチコメントは増えたのでもう対応できないのだ。
ごめんなさい、すいません、へたくそですいませんて打ち込むのも疲れるのだ。
それに何より、書くことが好きなのだ。アンチコメントをはねのけるほどに好きなのだ。

お前らに俺は止められない。ついてこれるか…オレの速さに…!!!
そんな気持ちで今日も創作を続けている。


 先日、好きだった二次創作の作者さんがアンチコメントをきっかけに筆を折った。本当に残念であり、悔しく、腹立たしかった。
私にとって書くことは喜びであり、癒しであり、自己表現だ。気持ちの発露なのだ。

 それを他人に邪魔されるなんて本当に許しがたいと思う。お前に関係ないだろ、気に入らないなら読まなければいいやろがい!!と思うが、そうもいかないのが人生。悪口の方が大きく聞こえるのが人間ってものなのだ。作者さんの心が癒えることを心の底から祈っている。

33歳、2児の母。まだまだ書き続けたい。
まとまらないが、これを自己紹介とさせていただきたい。

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